N響ザ・レジェンド、スウィトナーのブルックナー第4番と題して、スウィトナーとN響の初共演のブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を聴いた。1922年オーストリアに生まれて、クレメンス・クラウスの弟子、ドレスデン、ベルリンの歌劇場の指揮者をして、71年のN響との初共演、当時ブルックナーは今ほど演奏されず、その中で、解説の池辺晋一郎もN響はうまいと語り、第1楽章の素晴らしい清楚な響き、自然体で、アンサンブルと録音は後のモーツァルトが上だが、当時のN響はマタチッチやサヴァリッシュの下で飛躍していた時期、N響の覇気に圧倒させられて、第2楽章の雰囲気も理想的なもの、第3楽章は素晴らしい情熱で、当時まだ40代のスウィトナーの指揮に魅せられて、第4楽章のクライマックスは見事で、この枠でスウィトナーの指揮を何度も聴いたが、これはハース版による演奏で素晴らしいものではあった。余白に、スウィトナーとN響最後の共演から、モーツァルトの交響曲第40番、スウィトナーとN響、84年のライヴもこの枠で放送されているが、第1楽章、見事な情熱で、第2楽章も上品ではあり、第3楽章の大変な燃焼を経て、第4楽章、スウィトナーの偉大さを改めてしることになったライヴではあった。
