N響ザ・レジェンド、3月に91歳で亡くなったギーレン、75年と77年の2度のみ客演して、10のプログラムを指揮、この枠ですでにマーラーの6番と7番を放送しているが、1927年ドレスデンに生まれて、ナチスを逃れてアルゼンチンに行き、戦後は南西ドイツ放響の指揮者などをして、ツィンマーマンの軍事たちを初演して高い評価を受けて、まず、そのツィンマーマンの静寂と反転、75年のライヴ、52歳で自殺したツィンマーマン、この曲の初演を聴くことはなく、ギーレンの指揮で、虚無的な内容に手ごたえを感じさせられた。モーツァルトのセレナード第12番、管楽器のセレナードで、4楽章のもの、75年のライヴ、ハ短調によるセレナードの世界を充実した響きで堪能させてもらった。ベルリオーズの幻想交響曲、77年のライヴ、ギーレンは現代音楽のみの指揮者ではなく、こういう交響曲も多く指揮して、この枠でフルネのライヴ2種に続くこの曲の放送、第1楽章、オーソドックスで、ラテン的な要素より剛直なものがあり、舞踏会の華麗さは硬質ではあり、野の風景の客観的視点は素晴らしく、断頭台への行進の推進力に圧倒させられて、ワルプルギスの夜の夢の饗宴は大変なもので、ギーレン、もっとN響を指揮してほしかったと思つた。