N響ザ・レジェンド、一期一会の音楽家たちと題して、日本でも活躍したマルケヴィチが亡くなる2か月前にN響と共演した83年のライヴが放送される。最初に、CDになっている、日本フィルとの春の祭典、60年のリハーサルの部分が放送されて、当時の日本のオケでこれだけやれるのかと驚いた。チャイコフスキーの悲愴と、ムソルグスキー/ラヴェルの展覧会の絵、悲愴は洗練された要素と、爆演ではなく上品で、気品を感じさせてくれて、フィナーレもお涙頂戴ではなく、剛直なチャイコフスキーの世界を満喫した。展覧会の絵はロシア的な模様を見せて、ラヴェルによるオーケストレーションの妙を見事に展開して、マルケヴィチの実力をFMライヴで満喫した。