クラシック音楽館、今週は新日本フィルの横浜みなとみらいでの特別演奏会、ドイツのヴッパータール響の音楽監督も務めた上岡敏之、昨年から新日本フィルの音楽監督になり、前半はワーグナー、タンホイザー序曲は雄大で、上岡は歌曲のみ楽譜を見て、他は暗譜での指揮であったが、これは聴きなれた名曲に新鮮な響きを聴かせてくれて、ヴェーゼンドンクの5つの詩、ドイツのソプラノ、ゲーリングの歌唱で、オケは比較的小編成、しかし歌唱は、地味な中に、ワーグナーの作品でも実直な要素の曲で、楽しい世界があり、ゲーリングのソプラノは地味だが光っていた。ブルックナーの交響曲第3番、使用楽譜は演奏会のHPにもなかったが、どうやらノーヴァク版第3稿らしく、第1楽章から地味で実直、上岡のブルックナーはCDの7番だと90分もかかっていたが、これは標準的なテンポ設定で、地味な響きがあり、ブルックナーの世界を誠実に展開して、第2楽章は質素で、素晴らしい響きであり、この曲の映像エアチェックは10年ぶり、実演も聴いたスクロヴァチェフスキと読響のもの以来で、これは上岡の指揮で、理想的なブルックナーではあり、第3楽章のエネルギーは見事な世界があり、フィナーレは感動的で、最後の音が終わった後、拍手まで間があったのも良かった。アンコールにバッハの、G線上のアリア、質素で良かった。