5月に訪問した芸備線の旅。

だった1名の観光客を乗せて備後落合駅に到着した芸備線380D列車。

運転士氏は丁寧に乗換案内と乗車の御礼をされて、何か申し訳なく列車から降ります。

まず構内で列車撮影に励みます。

 

 

雲が低く立ち込め、いかにも雨が降りそうですがそんなことはなく、この日は

天気は終日持ってくれました。

 

 

後部標識等を消灯し、折り返し準備中のキハ120、と言ってもまだ出発まで1時間以上あります💦

続いて構内を

ここに芸備線用のC58やたまにC11が。そして木次線のC56がたむろしていたんですね。

夜間駐泊のDCや客車が止まっている横を夜行急行ちどりがこの駅で増解結を行い、そのあいだホームの立ち食いそば店では名物のおでんそばを提供していた、という光景が想像もできないくらい、静かな構内です。

 

 

さて乗り継ぎは1時間20分後、このままホームに居ても仕方ないので駅周辺をうろつくことにしました。

といっても4年前に列車撮影でこの周囲を車で回りましたので、特に見たいものもなく。

ただ松本清張先生が宿泊した駅前旅館が資料館となっているのでそこでも見るか、と駅を出ました。

乗車してきたキハ120を駅外からパチリ!

と正面から駅に向かって歩いてくるかたがいらっしゃいます。

「おはようございます」「おはようございます」「旅行者の方ですか?4」「はいっ!」「自分はボランティアでガイドしています、良かったらご案内します」

なんと備後落合の名誉駅長で、ボランティアガイドをされている元機関士さんでした。

折角なのであとをついていくと、駅舎に入ったのち、たった一人のためにいろいろ解説をしてくださりました。

それはそれでなかなか気を遣うシチュエーションでした💦が、最後まで約30分、お話を伺うことが出来ました。

ご説明が終了するとすでに乗り継ぎの木次線列車が駅に到着していました!

 

期待していたタラコ色のキハ120 200番台でなく、車体はステンレスながら全身ラッピングの0番台が

停車していました。

ただこの0番台車両、窓が開かず、しかも車内はロングシートOnly。ちょっと残念・・

1日3本だけ、この備後落合駅にやってくる木次線の列車。

奥出雲おろち号も廃止となった今ではこの3本の列車のみがこのホームに停車します。

 

この間、この駅には芸備線乗務員1名、木次線乗務員1名、そしてボランティアガイドの方と観光客1名の4名のみ。

時刻は朝9時。普段はギュウギュウの通勤列車の押し込められ、ホームでは改札口を目指し大勢の見ず知らずの人間と先を争い、競争する毎日の時刻。遠く離れた駅では全く無縁の状況。

人としてどちらが幸せ、いや人間の心が保てるのか・・・。

そんなことを感じるほどのギャップの大きさに驚愕していました。

 

さぁ、出発の時刻です。

 

訪問日:2026年5月

備後落合駅にて