筆者にはオーストリアに師と仰ぐ音楽業界に詳しい方がおり、その方から色んな情報をもらってます。例えば、昨年夏にネルソンスが松本のフェスティバルをキャンセルした後、私が滞在していたザルツブルクでネルソンスに電話してくれた方はこの人物です↓。
この方の話によると、私が以前ブログに書いたようにヨーロッパのオケの日本スルーが増えていることを心配しておりました。例えば、26年に来日予定だったネルソンス指揮・ゲヴァントハウス管は中国・韓国ツアーはありますが、日本公演は無くなったそうです。これはかなりショックなニュースで、ゲヴァントハウスも現地または韓国などで鑑賞する必要があります。
一方で、良いニュースもあります。今年上半期(1-6月)のN響定期で最も印象的だった指揮者はポペルカとペルトコスキでしょう。この2人が手兵のオケを連れて、ほぼ同じ時期に来日します。ポペルカ指揮・ウィーン響は5月末から来日しますが、曲目は「運命」と「新世界」がメインでベタな選曲ですが、日本のソリストも出演するようです。6月上旬に来日するペルトコスキ指揮・トゥールーズ・キャピトル国立管は、マーラー6番(=必須!)とショスタコーヴィッチ10番あたりがメインで、こちらも日本人ソリストによるコンチェルトがあります。
ペルトコスキ指揮の公演は特に日本ソリストは必要なのかと疑問に思いますが、これが日本スルーの理由と考えるオケもあるようです。本日もお読み頂きありがとうございました。


