(昨日投稿されたウィーンフィルのFacebook)


K. ペトレンコが明日(4/19夜)からのウィーン・フィルの定期演奏会に指揮の予定で、リハーサルもしていたらしいのですが、彼の健康上の理由で降板となり、ティーレマンが4/19, 20, 21, 22に急遽、指揮することになりました。K.ペトレンコは「ローマ三部作」を指揮する予定で、3年前からウィーン・フィル執行部がペトレンコに定期演奏会の依頼を熱心にしていました。ザルツブルク音楽祭でペトレンコのコンサートがあると、ウィーン・フィルの執行部が駆けつけて、楽屋で関係性を深めていました。しかし、ペトレンコはこの2年で脚の怪我の他に、病気などの理由で突然、キャンセルすることが多すぎです。



代役のティーレマンは4/29プレミエの「ローエングリン」(ウィーン国立歌劇場)の準備中で忙しいので、先週のウィーン・フィルの定期演奏会で指揮したブラームス交響曲第2番などによる曲目となっていて、ウィーン・フィルの定期会員からすると、2週連続で、同じ指揮者による同じ曲を聴くと言う珍しい現象になってます↓。


(1時間前に投稿されたウィーンフィルのFacebook)


なんでこんなブログ書いてると言うと、先程、ウィーンの楽団員からチケット余ってるし、ウィーンに来ないかと誘われたのですが、これから南国に5日間行く予定なので、残念ながら無理なのです。先週のティーレマン指揮によるウィーン・フィル演奏会の模様がこちらです↓。


(1週間前に投稿されたウィーンフィルのFacebook)


ウィーンの定期会員の方には少し可哀想な結果ですが、23年の12月のキャンセルや22年のシーズン開幕コンサートの一部キャンセルなど、ペトレンコはやはりキャンセル魔で、ベルリン・フィルのメンバーによると、直前になって平気にキャンセルすることがあるので、本当にヒヤヒヤするそうです。ラトルの公演は合計60回以上は行ってますが、一度もキャンセルはなく、安定感がありました。アバドも晩年以外はキャンセルは少なかったです。 


ちなみに、指揮者の山田和樹さんが、ベルリン・フィルの来シーズンにデビューするようです。山田さん、おめでとうございます!来月のモンテカルロ来日で指揮する得意のサン=サーンスの「オルガン付き」などが曲目に入っています。正式には4月23日に発表されます。これは素晴らしいことですが、ベルリン・フィルに続けて呼ばれることが重要で、これで真の世界基準のスター指揮者の仲間入りになります。