今朝、日本に帰国しました。まだまだ暑いですね。いつまでこの暑さは続くのでしょうか。元々の予定では9月3日のドレスデンでのシーズン開幕コンサートでティーレマン指揮の「アルプス交響曲」を聴いてから帰国予定でしたが、ジョン・ウィリアムズ御大のコンサートのため、本日帰国しました。シーズンの始まりから、一生の思い出に残るコンサートであることを期待したいです。その後はN響、都響、東響の定期に時々行きます。10月から11月までは、近年見られなかった海外オーケストラの来日公演ラッシュで、9つの海外オケ(合計10公演)に行く予定です。1番の楽しみは、ペトレンコ指揮ベルリン・フィルですが、来日公演の曲目でもある「英雄の生涯」は8月のシーズン開幕公演で演奏され、スポーツカーのような高性能の爆音で凄かったとベルリンの友人が言ってました。次に楽しみなのは、ウェルザー=メスト指揮ウィーン・フィルのドヴォルザークとネルソンス指揮ゲヴァントハウスのブルックナーです。以上の大物オケのチケットは大阪・名古屋公演はまだ残席があるみたいです。これらのオケより人気があり、チケットが完売しているのは、パーヴォ指揮トーン・ハレ(ソリスト: ブルース・リュー)とギルバート指揮NDRエルプフィル(ソリスト: 反田恭平)です。ソリストによる販売効果があったと思いますが、ギルバートは最近、キレも良いし、ブラームスの生誕地のハンブルクを拠点とするNDRフィルのブラームス・サウンドも楽しみです。ソリストで言うと、出産後の初の公演として期待のかかる小林愛実さんが共演するイスラエル・フィルも見逃せないです。他の海外オケに行く予定ですが、以上がこの秋のコンサートの主な予定です。

来日公演が多い上に、常夏のリゾートにも行くので、年内は残念ながらヨーロッパには行けなそうです。できれば、12月のミラノ・スカラ座の開幕公演「ドン・カルロ」(シャイー指揮)で、パーペ、メーリ、ネトレプコ、ガランチャ、サルシとオールスター歌手が勢揃いする公演は行きたいのですが、タイミングが合わず、映像化されることを期待したいです。一方で、日本の新国立劇場のシーズン開幕公演の新制作のオペラ「修道女アンジェリカ」と「子どもと魔法」は何なのでしょうか。事業費用のうち、半分が税金が投じられているのに、何の魅力を感じないプロダクションです。発売日開始から数週間、プレミエ(週末)公演の最安席でも売れていなかったらしいですし、今でも、最安席以外は全公演空き席があるオワコン公演だと思います。新国立劇場のFacebookの広告にはこう書いてあります。『新国立劇場のオペラ公演のご紹介。新国立劇場では名作から世界初演の新作まで、世界水準の多彩なオペラを上演しています』。景品表示法の優良誤認も甚だしく、どこか世界水準なのでしょうか。先程書いたミラノ・スカラ座の開幕公演と天国と地獄の差があります。新国立劇場のオペラ部門はかつてのような輝きのあるプロダクションのラインナップに戻って欲しいです。