来月にジョン・ウィリアムズの30年ぶりの来日公演があります。帰国後のコンサートで1番楽しみなコンサートです。昨年、映画音楽の作曲は引退と言うニュースが出ていましたが、作曲活動の引退は撤回したようです。一方で、2020年1月にウィーン・フィルのデビュー演奏会を指揮してからは、ベルリン(21年10月)、ミラノ、ニューヨーク、シカゴと世界各都市で指揮をしています。ウィーン・フィルとベルリン・フィルのCDとBlu-rayが販売されていますが、個人的にはウィリアムズの音楽にはベルリン・フィル盤が良いと思っております。ウィーンに比べて、ベルリンらしい爆音を聴くことができます。


https://tower.jp/article/feature_item/2022/02/10/1110


ベルリンでのコンサートでは、ウィリアムズ御大が登場すると、観客全員がスタンディング・オベーションで歓迎します。91歳のウィリアムズの指揮ぶりは抑えめ目ではあるものの、御大の指揮を観れるだけでも、観客が感動し、毎曲ごとにスタンディング・オベーションが起こります。日本公演でもこのくらい盛り上がると良いですね。ウィリアムズは、トークをしながらコンサートを進行しますが、2年前のベルリンのコンサートの時が初のベルリン訪問で、「車ばかりのLAと違って、人が歩いていたり、自転車に乗っていたり、緑も多くて素晴らしい街だ」と言ってました。ウィリアムズは来日回数も極めて少ないですが、映画作曲活動に専念していた為か、あまり世界旅行や演奏ツアーをしていないようです。


1987年のウィリアムズ初来日コンサートのテレビ映像(サントリーホール公演)が出てきましたので、アップしておきます。

https://m.youtube.com/watch?v=REqWsee_6oo

この時は、ボストン・ポップスとの来日公演ですが、当時の映像を見ると、来場するお客様の興奮度合いが感じられます。また、この時のコンサートは自作以外の曲の方が多かったです。30年の時を経て、ウィリアムズの代表作品が増えて、今回の来日公演では、オール・ウィリアムズの作品ですが、ウィリアムズは後半パートのみ指揮することになっております(前半の指揮はドゥネーヴ)。体調によっては後半の数曲のみと言う噂も聞きますが、それでも御大を観れるだけで十分です。