2月から先週までは、コンサート・オペラが不作の時期でしたが、今週からやっと週2から3回ペースで素晴らしい公演があるので、春の訪れと共に素晴らしいシーズンになってきました。今週はコパチンスカヤと都響から始まり、いきなりスリリングな公演です。また春祭のヴェルディ指揮者・ムーティ指揮の「仮面舞踏会」も丁寧なリハを重ねているようで、期待が高まります。

来週は新国立劇場の「アイーダ」と春祭の「マイスタジンガー」と重量級が控えてます。マイスタージンガーは、コンマスが急遽、キュッヒルさんになり、行くことにしました。N響は白井さんが退任されて、郷古さんあたりだと、ワーグナーの大曲の経験がないので、キュッヒルさんが指名されたのでしょうか。ヤノフスキさんとキュッヒルさんの仲は音楽的にソリが合わなかったところがあり、ここ数年のヤノフスキ指揮のワーグナーシリーズではキュッヒルさんは担当から外されていたのですが、キュッヒルさんが戻って来られたのは良いことです。キュッヒルさんはベーム、クライバー、カラヤン、ティーレマンらの名指揮者のワーグナーでのコンマスを経験しているので、N響に良い影響があると良いですね。

次の週は、大野指揮・都響マラ7やパーヴォ指揮・N響アルプス交響曲と注目の公演が続き、その後は、ベルリンとウィーンの定期演奏会とベルリンで「ばらの騎士」とウィーンで「ローエングリン」などを予定ですので、かなり充実しております。是非、宜しければ、当ブログを引き続きご笑覧頂ければと存じます。それでは、よろしくお願い申し上げます。