ここから一気に22年の第8位からいってみたいと思います。第10位は選びきれませんでしたので、3つあります!


第8位: ペトレンコ指揮 ベルリン・フィル(8月)

マーラー: 交響曲第7番

ザルツブルク音楽祭のベルリン・フィル2公演のうち、ペトレンコさんは右足の怪我で1公演(代役: ハーディング、ブル4他)に出演できず、このマーラー7番だけを指揮しました。ベルリン・フィルらしい重厚なスポーツカーのような圧倒的なマラ7でした。


第9位: ファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団 定期公演 (9/10 1日目)NHKホール

ヴェルディ: レクイエム


ファビオ・ルイージ首席指揮者就任記念演奏会で、世界レベルのヴェルレクを聴かせてくれました!

この公演から、コンサート後の写真撮影がOKになりました。この点でも歴史的な公演でした。



第10位タイ: ケント・ナガノ指揮、ハンブルク州立歌劇場管弦楽団 w/エフゲニー・キーシン(10/31)

フォーレ: ペアレスとメリザンド組曲

ドビュッシー: 海

モーツァルト: ピアノ協奏曲第23番

キーシンさんのラフマ3を聴くために、ハンブルクのエルプフィルハーモニーの最前列のど真ん中の席を確保したものの、ご本人の意向で、モーツァルトのコンチェルトに急遽変更で少しガッカリでした。コンチェルトの後に、アンコールは5曲演奏、アンコール中の拍手は毎度私の目の前でお辞儀されるので、これだけで行く価値ありました(^^)







第10位タイ: グレゴリアン、ノット指揮東京交響楽団「サロメ」サントリーホール(11/20)


ザルツブルク音楽祭の「エレクトラ」(2021年)で初めて聴いたグレゴリアンは、ずば抜けた歌唱力で、ザルツブルク音楽祭の目玉オペラ公演の主役歌手として定着しつつあります。この彼女の魅力が存分に味わえる公演でした。二期会系の日本人歌手とのアンバランスは課題だと思います。世界ヘビー級のグレゴリアンとライト級の二期会歌手が同じ舞台ですと、微妙ですよね。



第10位タイ: サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽(10/2) ミューザ川崎シンフォニーホール

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲とイゾルデの愛の死
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲

エルガー:交響曲第2番 変ホ長調 op.63


ロンドン交響楽団は特色のあまり感じられないオーケストラだと思ってましたが、ラトルさんのエルガーは絶品でした。