4年ぶりのカンマーオペラ座♪

今回は、モーツァルト作曲の

歌劇「偽の女庭師」を鑑賞に。

2004年〜2007年と
ベルヴェデーレ国際オペラコンクール
世界本選でこの舞台に立ち、
思い出の場所であり、誓いの場所
でもあります。
小劇場ではありますが
趣のある素敵な劇場の1つです♪
今回のオペラの演出は、現代演出に加え、
原作に無いセリフを入れたり、
ポップスを入れたり、日本のお笑いの
テレビが入れる笑いの効果音を
入れたり、演出、構成としては
僕的には大ブーイングでした(笑)
別にあらたな試みをするのは
良いんだけど、それなら新オペラとか
クロスオーバーオペラとか、
コンサート形式でユニークに
やる分には良いと思うけど、
古典作品ときちんと分けて
欲しいものです。
しかし、オペラのパロディに
したいのかと思う演出が増えて
がっかりする演出が増えた。
個人的に古典作品が好きだけど、
せめて現代演出で留めて欲しい。
その証拠に、このカンマーオペラ座の
聴衆の9割が高齢者で、どの層を
ターゲットにし、何のコンセプト
なのかさっぱり分からない。
ミュージカルというジャンルがあり、
演劇というジャンルがあり、
中途半端な演出だと、ミュージカルや
演劇に行くと思う。
話変わって、カンマーオペラ座の
小劇場のオケピット。
こういう小編成のオケピットや
各地のホールに専属の小編成のオケ、
バレエ、演劇、歌手と劇場の
様なシステムで、欧米みたいな
徹底したプロの劇場で無くても、
プロと民間人、興行の利用で、
もっと稼働率が上がったり、
地域の文化、芸術のレベルが
向上すると思う。

やはり、文化、芸術の在り方は、
そこに住む人間の知性やゆとりに
関係するので、さまざまな面に
連動すると思う。

まあ、世界が抱えるクラシックの
問題もだし、社会の問題もだし、
共通する部分はあると思います。