先日、リハーサルを終えて、新宿で個展に行き、
神楽坂での会食に向かいました♪

香川県高松市にある
「わいんびより」のオーナー夫妻と、
わいんびよりの常連さんとわたくしの
4人での会食でした♪

Friuli Venezia Giulia州って
この日まで分かってなかったのですが、
地名で言うとUdineとか、オーストリア、
スロベニアに囲まれた地域や、
トリエステ辺りと知りました。

 

メニュー見ると

イタリアンでGulasch出すとかって

珍しいなあと思っていたら納得しました。

この日は、わいんびよりさんの常連さんが
このお店の常連さんという事もあり、
特別メニューでちょこちょこ出してもらいました。

ニョッキフリットと極薄のプロシュート。

わいんびよりのお2人がワインのプロだから
ワインのチョイスをお任せしました。
スロベニアの白ワインを!
白ワインの美味しさを今から18年前に、
スロベニア人テノール歌手のグレゴールに
イタリアのカザルマッジョーレでの滞在中の相部屋が
一緒だったので熱く語って教えてくれました♪
3年前はスロベニアのマリボールで
白ワインを買ってホテルの部屋で1人美味しく
飲みました♪

白トウモロコシで作ったポレンタ。
僕は、ポレンタは、イタリア料理の印象より
東ヨーロッパの料理という印象が強いかも。
ポレンタは、チェコのプラハで1番よく食べてるかも。

この焼きチーズは、わいんびよりのマスターが
行った事のあるオーストリアのワイナリーで
そのワイナリーのオーナーが自分が好きな
ワインだと言っていた銘柄を飲みました。
それぞれのプロが知っている世界を
飲食しながら知れるのは最高です。
そこに音楽がありますからね。

チョコレートのパスタとお店の人が説明し、
それだとお客様のうけが悪いので、
貴族のソースですと説明していると(笑)
でも、これはまんざら嘘では無くて、中世の貴族は、
砂糖やハチミツなどをよくかけていた訳です。
それは、当時は、高価な品であったし、贅沢品
だったので。例えば、ヨーロッパの
カフェでホットチョコレートと言ってもココアを
指すし、カカオなど今も昔も高価なものであるのです。

私の故郷の郷土の雑煮に餡餅雑煮が
ある様に、甘いものと塩分で生み出す料理は、
どこの国でも存在するものだと思います。
この貴族のソースと出されたこの料理は、
食べるまで半信半疑でしたが(笑)、
とても按排の良い味で美味しかったです。

手打ちのショートパスタ。
触感も味もドイツパスタのシュペッツェルの麺に
味に似ていた。ドイツで言うとこの南西ドイツの
シュヴァーベン地方の郷土料理で、
モーツァルトのお父さんのレオポルド・モーツァルトの
故郷のアウグスブルクがまさにシュペッツェルが
郷土料理で3年前もアウグスブルグで食べました♪

スロベニアのKranjska Klobasa

まで出て来て、作り方も

法律で決まっているんですよーって

危うく%テージを言いそうになりました(笑)
パーセンテージが覚えやすいので、
雑学で覚えているというね(笑)

豚肉68%以上、牛肉12%以上、脂身20%以下、

水、塩、ニンニク、胡椒は、5%以内で、
他に添加物を入れちゃダメなんですよ。

ただ、長さまで法律で決まってるのは

知らなかったです!!!
 

僕がプラハのホットドッグが、

ドイツやウィーンより美味しいと思うのも

東ヨーロッパの方が添加物入れずに

美味しく作ってるんですよ。

ウィーンにあるチーズ入りのソーセージの

Käserkrainerもスロベニアからの移民の

人達によって作られたと言われてるし。

久しぶりに家に帰ってめっちゃヨーロッパ地図で

Friuli-Venezia Giuliaの地域を調べました(笑)

結局、ハンガリーオーストリア帝国時代の名残のある
イタリアの地域なんですよね。スロベニアも近い事もあり、
この辺りは、白ワインが有名な地域みたい。
あらためて思うけど、言語と食文化って

国や民族を知るにあたりとても大切。

そこに至るまでの歴史が必ずあるから。

食育と言われる様に、食文化は、人や地域を

作り出すので!国際化、グローバルを

考えるのにこういう事に触れていないのが

ほとんどで、日本はどこまでも島国なのよね。


クラシック音楽の音楽家としては、
こういう事も色々知らないと、結局は音楽を
奏でられないんですよね。
だから奥が深い。
この日も楽しい時間を過ごしました♪