瞼の裏、夢への入り口で見る風景。


ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ


インスピレーションの源は、ディエゴ・ベラスケスの描いた幼きマルガリータ王女の肖像。
そしてこの作品で"亡くなっている"のは王女でもパヴァーヌでもなく、
全てを含めた、古き良きスペインの風習と情緒。

「小さな王女がスペインの宮廷でこんなパヴァーヌを踊っていたのだろう、もうそんな光景を目にすることはできないけれど。」
ラヴェルはそんな独り言をこの曲に込めたのだろうか。

眠りに落ちる瞬間、一日に想いを馳せたとき。
その映像は、瞼の裏でふんわりとぼやけている。
昼間見た花も、愛する人の微笑みも、夕日に染まる通いなれた道も。
今日という日は、終わってしまうのだ。もう二度と、同じ景色を観ることはない。

あたたかい思い出の、埋葬。





単純で不安定な音の繰り返しに、聴き手は考える暇もなく、感じる。


サティ:グノシエンヌ第1番


謎めいた発言を好んで多用したサティ。
彼の生み出した作品たちには、それはそれは奇妙なタイトルがつけられている。
グノシエンヌもそのうちのひとつ。ギリシア語で"知る"という意味の動詞をもとに作られた造語であり、その由来は諸説ある。
彼は由来すらはっきり教えてくれないのだ。タイトルに"知る"を使っていながら。

彼は音楽用語にも容赦がない。
表現方法を知りたいと頼ってきたピアニストを、あっさりと煙に巻く。

「思考の隅で弾け」 「自分を頼りに弾け」 「舌の上で転がすように弾け」

"どうすればそんな指令を、何も知らない聴き手にイメージさせることが出来るのだろうか!この只でさえ印象的でシンプルなメロディーの中で?"
そんな風に頭を抱える演奏家を、馬鹿にするように。

彼は今日も、音楽のなかを飄々と生きている。


いつもお読みくださりありがとうございます、仁美です。
今たくさんのところにブログが散ってしまっているので、ひとつに纏めたサイトをオープンすべく奮闘中です!
6月には公開予定ですのでしばしお待ちを★

散らばっているブログですが、存在を知らない方も多いとは思いますので
この記事にまとめてリンクを貼っておきます。
ぜひお読みください!

●クラシックおんがく♪コン活事情
クラシックのコン(コンサート&コンクール)活(動)について書いています。
今はコンサートレポートのみですが、わたし自身のコンサートやコンクール挑戦記なんかも載せていくかも・・・・!?

●音楽の授業が100倍面白くなるブログ(予定)
こちら、いつまでたっても(予定)が抜けないままのブログ。大学1年生のころから始めています。
最近ずっと更新がないのはブログタイトルに即した記事が全然書けてないからです…!(汗
おそらくこちらはもう更新することはないですが(お知らせどまり)、書いた内容は結構ちゃんと調べたものばかりなので、アーカイブとして残すかもしれません。


散らばっているブログは今のところこれくらいかな。
今一番更新が盛んなのはTwitterです!やっぱりやりやすいですよいろいろ(゜_゜)笑
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駆け足で紹介しましたが、またオフィシャルサイトが公開されましたら告知いたします。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします♪

鷲尾仁美