〈あらすじ〉
早苗と互角の戦い









修「げっ、もうこんなに陽が落ちてるのか……」

間欠泉を抜けて外に出た修一は、夕焼けに目を眩ませながらそう呟く

香「久しぶりに太陽を拝んだ気分……」

夜「香奈はこの短時間で色々体験しすぎたからな……」

ただの地霊殿ツアーならともかく、あれだけ派手にやっていたんだ、久しぶりに感じるのも無理はない……俺はそんなに戦った訳ではないから、久しぶりという感覚はあまりしないが……

さ「あ、修一さん。お疲れ様です」

修「あ、さとり。どうしたんだ?そんな思い詰めた顔して」

そう問われたさとりは、少しの間をおいて口を開く

さ「香奈さんに助けて頂いたことには感謝しています。ですが、我々地底の妖怪は、この地獄跡から湧き出る怨霊を阻止する代わりに……その、地上には出てはいけないという決まりが……あったのですね」

修「嘘……やらかした……」

紫「でもまぁ、今回は大目に見てあげましょう」

修「助かる……」

その声に安堵した修一だが、即座にその声に驚く

修「紫!?」

紫「ごきげんよう」

修「ご、ごきげんよう……」

この紫の微笑みだけは慣れないなぁ……

紫「さて、いきなり本題に入るんだけど、このさとり妖怪達が地上に出てきた件については、この子達に非があるわけではないと、私は見ているわ」

そうか……よかった。などと思っていると

紫「ということで責任は、修一。あなたが背負うのよ」

と、悪魔染みた笑みをこちらに向けて浮かべる紫。夢に出てきそうだ。

修「ち、ちなみに責任と言いますと……」

紫「とりあえず、地上に出てきた怨霊を地底に戻してほしいわ」

まぁ、それぐらいはしないとな……

修「なるほど……わかった」

紫「あら、意外と素直ね」

修「……まぁ」

紫「じゃあ、頼んだわね」

そう言い残し、紫はスキマの中へと姿を消した。

香「……怨霊を地底に戻すんですか」

怨霊を見ただけで怖気がつく香奈にとって、地底に戻すという作業は難しいだろう……

修「香奈は無理しなくていいからな、俺に任せてくれても大丈夫だ」

香「ごめんなさいお願いします本当ありがとうございます」

早口になるあたり、本気で無理だったんだと伝わってくる。

さ「では、私たちはこれで戻ります。ありがとうございました」

さとり達が修一達に一つ礼をすると、そそくさと地底に帰っていった。

修「さて、一仕事やってきますか」

首をパキパキと鳴らし、修一は飛び立った。









〈あとがき〉
面白いぐらいネタに困る日々が続いております。
本編の更新は2ヶ月ほど間を空けていたんでしょうか、申し訳ありません……
お詫びとしまして、もっと先に報告しようと思っていたのですが、今報告させていただきます。
いつになるかはわかりませんが、完全自作の小説を連載させていただきます東方との関連性もありません。全て自分のオリジナルです。
来年には連載できるよう力を入れていきます。
東方小説と違い、ストーリーを先に練った状態で書いていくので、ネタに尽きることとかはないと思われます。ここが個人的に一番美味しいところです。

……という感じです。語彙力に欠けていますが、何卒よろしくお願い致します。

では、今回はこの辺で

次回もお楽しみに