〈あらすじ〉
霊夢と合流した。
空、お前はマジで忘れたの?









空「…そうか、思い出したわ!」

30分にも及ぶ説明を終えて、ようやく今回の異変にのことを思い出した空は、キッと修一を睨みつける

空「修一、勝負よ!」

修「だーかーらー!戦わねぇっての!」

何回言ったらわかるんだこの鳥頭は!

さ「おくう」

空「んにゅ?」

さ「いい加減にしないと、怒りますよ…?」

空はそれを聞いた途端、修一のほうに向かって「私の負けです」と頭を下げた









琴「……久しぶり、パルスィ」

パ「誰?……な、なんであんたがここに……!?」

橋の向こう側にいるのは、間違いなくヤツだった

琴「気分だよ気分、それにしても随分と復旧したね」

パ「……そんな他人事みたいに言わないでもらえるかしら」

怒りをこめて、琴音にそう語りかける

琴「ごめんごめん、あの時はちょっと機嫌が悪かったからさ」

パ「そんな理由で好き勝手されると迷惑極まりないのよッ!」

二人の間に沈黙が生まれる

琴「……ま、私は私に危害を加えるヤツしか相手にしない……パルスィは眼中にないわ。安心していいよ。私はこの先に用があるから。またね~」

そういうと、うつむいたままのパルスィの横を、琴音が通って行く。通り切った後、昔の出来事を思い出したパルスィは、舌打ちをした……

パ「……何よ、それ」









霊「話をまとめると、もう異変は解決したって事よね」

修「そういうこと」

それを聞いた霊夢は、深いため息をつきながら、夜籟達を冷たい目で見つめる

夜「ご、ごめん、よ?」

紗「ま、まぁ、異変は解決してたんだ、仕事が減ってよかったじゃないの、霊夢」

そう言いながら苦笑いを浮かべる二人に、霊夢は肩を落とした

霊「無駄足だったわ……あーあ、今日はさっさと帰って酒でも飲もうかしら……修一」

修「ふぁい⁈」

完全に気が緩んでいた修一は、奇声のような変な声で返事をする

霊「あんたは私の酒に付き合いなさい」

修「俺飲めねえんだよ……香奈にお願いしてくれないか」

酒というワードに目を光らせる香奈。お前本当に俺から作られたのか?なんでそんな酒好きなんだ

香「私でよければお供します~」

霊「あら、じゃあ一緒に飲みましょ」

やったぁ!と、香奈は(酒が飲める事に)喜んでいた

修「ったく、なんで香奈はこう酒好きなんだろな……」

さ「美味しいから……らしいですよ」

香「うっ、読まれた……」

くすくすと笑うさとりに、香奈は少しだけムスッとする

香「仕方ないじゃないですか!!!美味しいですもん!!!酒!!!」

酒……ねぇ。飲み過ぎるなよ?









琴「ここ?案内ありがとー」

妖精「はーい!」

琴音の後方に飛び去る妖精を見送った後、その作り物の笑みは消えた

琴「ここが……地霊殿











〈あとがき〉
みなさんお久しぶりです。
さて、約1ヶ月ぶりの更新です……毎月毎月遅れてしまい申し訳ありません……
私も頑張ってはいるのですが、アイデアもそうですし、何より時間がないので、どうしても遅くなってしまいます。極力早く仕上げたいのですがね……

さて、そんな話はさておき、今回は琴音が地霊殿に降りてくる回でした。霊夢と香奈がお酒を飲むという約束を交わした回でした。

それはそうと、言ったかどうか忘れたのですが、私の好みの女性というのは、実はこの香奈なんですよね……
理想の女性を登場させてみたかったんです。はい、そんな裏話でした。今回はこの辺で。

次回もお楽しみに。