〈あらすじ〉
元灼熱地獄は超熱い。元じゃなくて現役じゃねえの?
?「よっと…これで地上の妖怪が気づいてくれればいいんだけどね…」
間欠泉に怨霊を混ぜて外に出す…これなら外の妖怪は気づいてくれるよね?
?「はぁ~…しっかし疲れた…でも気づいてくれるのが地上の妖怪とは限らないし…もしここに来たのが地上の妖怪じゃなくて、鬼とかご主人なら…うぅ…笑えない…」
修「…」
香「…」
?「…」
?「んニャァッ!!?」
修「…熱い…幻覚でも見てるのか…」
香「そうですよ…ここに猫耳の妖怪なんているわけないですよ…」
そうだよな…あーあ、思考までやられたか…
?「…いるんだけど」
修「…あ、幻覚じゃないんだ…ごめん、熱すぎて死にそうだったから…てか死にそうだから…」
香「休みたい…熱い…」
見たことないな…まさか、地上の妖怪?
?「もしかして、地上に送った怨霊で気づいてくれた?」
修「怨霊?あ~あれね…うん…」
香「怨霊…ってどんなんでしたっけ」
?「んーとほら、こんなのだよ」
そう言って彼女は怨霊を呼び出す
香「ひっ」
修「個人的にはそんなに怖くないんだよな…弾幕の方が怖いわ…」
香「これも十分怖いですよ…うぅ、今ので冷や汗かいた…ちょっと涼んだかも…」
?「…あんた達、ちょっとあたしの話を聞いてくれない?」
修「んー…いいけど…」
燐「まあまずは自己紹介だね、私は火焔猫 燐、お燐って呼んで頂戴ね」
修「お燐な…おーけー…」
燐「…元気ないねぇ、そんなに暑い?」
香「熱いです…暑いじゃなくて熱いです…」
燐「まあ灼熱地獄跡だしねぇ…まあそこは気合でなんとかして頂戴」
気合とかもう使い切った気がするんだけど
燐「さて、本題に入らせてもらうんだけど」
香「はい…」
燐「ちょっと、あたしの友達を止めて欲しいんだ」
お燐は、少し小声でつぶやく
修「友達?」
燐「霊烏路 空。みんなおくうって呼ぶよ」
香「そのおくうちゃんが、どうしたんですか?」
燐「なんか、パワーアップしてるんだよ…この灼熱地獄跡の火だって、きっとおくうの仕業だ…まあそれはそれで構わないのだけど…問題は…」
修「…?」
燐「その力で地上を侵略しようとしてるんだよね…」
修「…詳しく」
燐「んーとね…大雑把に言うと、地上を破壊して、新しい灼熱地獄を作ろうとしてるとか…そんな感じだったかな」
修「…霊夢に退治されて即おしまいだ、そんな計画…はぁ…本当あt」
燐「そう!だから退治される前におくうを止めてほしいんだよ。そうすればきっと、この灼熱地獄の火も少しは落ち着くと思うし…」
修「任せろ。止めてきてやる」
香「おぉ…やる気が出ましたね…」
修「この先に、そのおくうって奴がいるんだな?これで火が収まるのであれば…香奈、おくうを止めるぞ!」
香「ごめんなさい…限界です…休憩させてください…」
修「わ、わかった。無理はダメだからな…」
香「(言えた立場じゃないと思うけど…)ありがとうございます…ふぅ…さとりさん、休ませてくれるかな…」
燐「まあでも、火の調整をするのはあたしなんだけどね…」
修「え」
しばらく進んでいると
修「(それっぽいヤツがいたよ…)おーい!おくうって君のことかい?」
空「?そうだけど、誰?」
なんだこの特徴の多さ。多すぎて困る。まず背中の翼とマント。あと足。んでもって腕の鉛筆みたいなアレ。何これ特徴のバーゲンセールですか?頭の上には黒い太陽みたいなのもあるし。こりゃ脳裏に焼き付くぞ…てか焼き付いたわ
修「俺は暁 修一!あ、お燐に自己紹介するの忘れてた…」
空「へー、修一って言うんだ!私の名前は霊烏路 空。よろしく!で、名前は?」
修「は?…暁 修一」
空「修一ね!わかったわ!」
2回言わされただと…?
修「で…君は…地上を侵略すると?」
空「な、なんでそれを?」
修「ちょっと友人に聞いてね、というかこの熱さなんとかできない?もうこの熱さ限界なんだけど…」
空「そうね、ならもっと火力を上げてやろうか?この熱さが無理なんでしょ?ならこれ以上なら大丈夫ってことだよね?」
修「…そう考えるのはきっとおくうだけだ」
空「そう?まあそれはよしとして、お前は外の人間?」
修「そうだ。だから地上を侵略するなんてバカなことはやめろ、ろくなことがないぞ」
霊夢に退治されたり、霊夢に退治されたり、霊夢に退治されたり…霊夢しかねえわ
空「じゃあ、お前を倒すことができたら、私は地上を侵略できる力があるってことね!残念ながら私はこの力を使えば、お前なんて一瞬で焼き払えるわ!」
そういうとおくうは、その右手を、まるで銃のようにこちらに向けてくる
修「おいおいまさか…」
空「お前を燃料にして、この灼熱地獄跡の炎を一瞬だけ強くしてやるわ!」
修「意味無いだろそれ!!」
~あとがき~
うん、空の性格とかがわからん!どうしたものか…
というか最近また寒くなってきましたね…地底が恋しい…というか温泉入りたいなぁ…
まあそれは置いておきましょうか。
今回は、お燐とおくうに出会いました。で、おくうとはまさかのバトルモード。どうする修一君!地底では初めてのバトルだぞ!まあ主人公は勝つという方程式が存在しt(ry
では、次回もお楽しみ下さい!