〈あらすじ〉
旧都に行こう。地霊殿が元凶なのか…?
修「ここが旧都…」
都って言うだけあって、一応家とか建ってるんだな。店もあるし…
香「それにしても、どうしてここに暮らしているんでしょうね…」
?「ちょっと!そこの兄ちゃん!!」
突然の大声に体が跳ねてしまう…びっくりした…
修「…誰ですか?」
振り返った先にいたのは…角が生えた女の人だった。あとなんか…酒かな?一升瓶を持ってる
勇「私は星熊 勇儀。よろしくな、兄ちゃん!」
修「は、はぁ…」
そう言うと勇儀…さんは、修一の腕を掴んで、自分の体の方に寄せてきて…
…え?
勇「それより、兄ちゃん名前は~?」
修「え、ちょ…あ、暁 修一ですけど」
勇「お姉ちゃんは?」
香「蜜坂 香奈です~」
勇「そうかそうか、修一と香奈だね?わかったよ~、これから仲良くなっていこうか~」
修「わ、わかりました!わかりましたから!痛い!ってか酒臭さい!」
まさか勇儀さん、酔ってる!?
勇「えぇ?飲んじゃダメなのか?そんなこと言う子は…こうだ!」
すると勇儀が修一をさらに引き寄せ、そのふくよかな胸に修一の顔を押し付けて…え?
勇「お仕置きだ~♪」
修「んぐゥッ!むッ!んむゥッ!!(酔ってる!絶対酔ってる!い、息ができない!)」
香「ひえ~///」
力が強すぎる!ちょっとまて、勇儀さん、確か角があったよな?まさか、鬼?ここは幻想郷だからありえるな
しばらくすると勇儀さんは力を緩め、修一が解放される
修「はぁ…はぁ…し、死ぬ…」
こんな死に方無様すぎだろ…頼まれてもやらないからな俺は…
勇「まあまあ、とりあえず飲みな~」
そうすると今度は一升瓶を修一の口に突っ込む
修「んぶぁッ!!」
勇「飲めないとは言わせないよ~?」
香「あらら~…」
修「う…オエ…」
勇儀さんに酒を飲まされた修一は、香奈の肩を借りてふらつきながら歩いていた
香「修一さんは酒に強くならないといけませんね…」
修「生憎だけど、まだ酒を飲む歳じゃないんだよ俺は…」
外の世界じゃ、まだ成人すらしてないんだからな…どうせここじゃ、そんなの関係ないんだろうな
香「…というか修一さん、ここにいかにもって感じの建物がありますけど」
修「…あ、もしかして地霊殿…?」
確かに…他の建物と違って存在感があるな
香「ここっぽいですね」
修「そうなのかな…うっ…」
…やっぱり気持ち悪い…
修「入り口は…ここか…」
香「すいませーん!誰かいらっしゃいますかー?」
香奈が入り口の前で家の人を呼ぶ
ガラッ
「…」
香「…犬?」
「ワン」
修「…留守…なのかな?」
?「ちょっとお待ち下さい~!」
玄関の奥から、誰かの声が聞こえてくる。慌てているのだろうか、ドタドタと少し騒がしい
修「…うっ…まだ気持ち悪い…」
香「あんなに飲むからですよ」
修「飲みたくて飲んだんじゃねぇよ…」
しばらくすると、声の主が玄関にやってくる
?「すいません、お待たせさせてしまって…」
修「いえ、構いませ…ゔっ!」
香「あーあーあーあー!吐かないで下さいよ!?」
?「…気分が優れてないですね」
修「ぅ…ゔッ!!」
香「うわー!こ、このままだと…!」
?「トイレなら貸しますよ?」
香「え、あ、ありがとうございます!!ささ、修一さん!急いで!」
トイレを貸してもらえるということで、修一は香奈の肩をかりて、地霊殿に入る
修「お、お邪魔しmんぶッ…!!」
玄関に入った瞬間、再び吐き気が修一を襲う
香「耐えてください!」
?「ト、トイレはそこの扉を開けたらあります」
香「わかりました!さあ修一さん!」
廊下までたどり着いた香奈は、早歩きで修一をトイレに連れて行く
ガチャ
修「借ります!ゔッ、んぶッ!!」
バタンッッ
トイレのドアが閉まった瞬間、香奈は緊張感から解放され、壁に寄り添いながら座り込む
香「助かった…」
?「…修一さんは大丈夫ですか?」
香「ええ…多分大丈夫だと…ってなんで修一さんの名前を?」
?「え、それは、あなたが彼のことを修一と呼んでいたので…」
香「なるほど…納得です」
修「ありがとうございます…本当にありがとうございます」
?「いえ、当然のことをしたまでですよ」
香「助かりました…本当に助かりました…」
?「いえいえ、本当に構いませんよ?」
この人には本当に感謝している。危うく道路にリバースするところだったからな…
?「それで…」
修・香「?」
?「あなた達は…誰ですか?」
〈あとがき〉
うおああああ、久しぶりの更新…
ラストはもう適当に書いたから、ちょっと無茶苦茶な文章になってしまっているかも…
さて今回出会ったのは、星熊 勇儀と、地霊殿にいた誰かです。
最後の彼女、口調とかわかりませんから、とりあえず見た目で口調を考えた結果ああなりました。あの口調であのキャラを思い浮かべてくださったら、とても嬉しいです
さて次回は一体どうなることやら!
次回もお楽しみに!