〈あらすじ〉
レミリアがなんかかっこよかった











その頃…博麗神社の中で…

夜「それにしても」

紗「することが」

夜・紗「「ない」」

霊「…さっきから見てるけど、あんたたち兄妹?」

夜・紗「「それはない」」

兄妹じゃないのは私でもわかるけど…疑いたくなるのよね、それだけ息が合ってるのよ…仕草から何から何まで…ある意味怖いわ

夜「うーん…どうしようかな」

紗「じゃ、散歩とかはどう?」

夜「散歩!…どこを?」

紗「そりゃあ…ねぇ」

紗恵ったら、絶対考えてないわ…

夜「あー!暇!」

紗「とりあえず、スペルカードでも作っておこうかしら…っと」

夜「…そういえば俺も、一個しか持ってないしな…よし、作ろう」













夜「斬撃『蒼刃天翔波』…斬断『紅刃滅裂波』…斬波『翠刃縦横波』っと」

紗「変符『架空変化 ~妖怪影分身~』…自然『風景変化 ~自然ノ情景~』…幻変『幻影変化 ~自己像幻視~』っと」

霊「作る枚数も、終わった後の一言も同じだなんて…やっぱりあんたたち何かあるでしょ」

紗「…だから、霊夢さん」

夜「僕たち何も」

紗・夜「「ありませんから」」

霊「絶対何かある。何?テレパシーとかあるわけ?それとも性格が似てるだけ?どっちにしろ、一緒にいてめんどくさいわね…」

夜「…まあ、このスペルカード、それなりに役立つのか、試したいところだけど…」

紗「相手が…」

霊「な、なんで私を見るのよ…被験者なんてごめんよ?」

はぁ…と、ため息をつく夜籟と紗恵

夜「じゃあ…」

紗「…やっとこう」

霊「私は見るだけ見させてもらうわ」

ということで、境内で実験をすることに…

~少年・少女移動中~

夜「ふぅ…怪我はいやだ!」

紗「へッ、まあお前程度のやつに勝ち目なんてもんは無いに等しいからなぁ、だとしても手加減はしねぇよ」

せ、性格変わった…たしかに、弾幕勝負となった瞬間生き生きとしだしたからな…よし、とりあえず手加減なしだ!

夜「まあ、最低限のルールはいるよな」

紗「そうねぇ、ならとりあえず、今作ったスペルカードしか使ってはいけない…っていうのは?」

夜「いいねそれ、名案だよ。ってことは…通常弾幕は…」

紗「無しね」

なるほど、効率良くスペルカードの性能を試すことができるということか

紗「まあでも、使うタイミングぐらいは自由でいいんじゃないかしら。わかってると思うけど、同じスペルカードを2回連続で使うのはずるいからね」

夜「オーケー、了解。じゃあ…どっちからやる?」

紗「ま、先攻はお前からだ。すぐに潰してやりてぇけど…まあ今回は大目に見てやるよ」

う、人格変わると、やっぱ威勢が違うな…

夜「まあ、とりあえずいくぞ!斬撃『蒼刃天翔波』ッ!!」

その瞬間、夜籟が空高く飛び上がり、2人に分身する

紗「ッ!分身だァ!?反則だろ!!」

夜「くらえェェァッ!」

夜2「オラァッ!」

紗「くそッ!」

2人の夜籟は息がピッタリだ。そのうえ繰り出される弾は、蒼い、刃の形をした波…2人でやる以上、量も多い。ただ、弱点がある。ここから何も発展しない事だ

紗「ッ!ふ!は!」

そう、だから、弾数、そして攻撃範囲、それが多い(広い)だけ…パターンを掴まれたら終わりというか…

夜「ッ!時間切れ…!」

なんて思っていると分身が消え、夜籟は腕を振るうのをやめる

夜「くそ…次はそっちだぞ!怪我はいやだぞ

紗「へ、私を練習相手にしたことを後悔させてやらァ、変符『架空変化 ~妖怪影分身~』ッ!」

その瞬間、紗恵は煙に包まれる

夜「…へ?」

煙の中から出てきたのは、大量の妖怪だった

夜「…だから妖怪影分身なのか…って感心してられねぇよ!おま、分身反則って言いながら、それは無しだろ!」

妖怪「勝ち負けに手段なんてモノはいらねェんだよ!お前ら、行くぞァ!」

妖怪達「うぉああ!!」

その瞬間、全ての妖怪が夜籟に向けて弾幕を放つ

夜「ちょちょちょちょ!まてまてまてまてまて!!!!」

縦横無尽に、夜籟は動き続ける。とりあえず避けることはできるが…このままだとスタミナが…

夜「くっそ…スペルカードの使うタイミングが自由なら…!斬断『紅刃滅裂波』!!!」

突然夜籟が、両の手を合わせて、地面に向けて思い切り振りかざす。するとそこからは、紅い刃の形をした、巨大な波が高速で撃ち出される

妖怪「ッ!避けろ!」

妖怪2「無理だ!速すぎる!」

ドォォォンッ!!!!

夜「…あ、しまった紗恵!!」

紗「ちくしょう…分身が…!」

ほっ…紗恵は無事だった…服が汚れてるけど…というか、神社は無傷なんだな…なんで?

紗「なら、もう一発!自然『風景変化 ~自然ノ情景~』!!!」

今度は、神社全体が煙に包まれる

夜「ッ!…」

煙があるんじゃ、迂闊に撃てない。ここはさっきと同じように、煙が晴れるのを待つしか…というか時間かかりそうだな…神社全体だし、当然といえば当然か

そして、数秒経って煙が晴れると…

夜「…あれ、いない…?」

夜籟はその場で目をこすり、神社の境内をよく見つめる。境内にあるのは、神社に賽銭箱、鳥居に大木、少々ゴツい岩…隠れられるところはないと思うが…まさか消えた?いやまさか、それはないだろうし…

シュンッ

夜「……ぅえあッ!?」

ッぶねェ!え!?どこから撃たれたんだ!?

シュンッ!ピシュンッ!

夜「あぶッ!?ちょ、どこだよ!え!?」

飛んでくる弾は、それほどのスピードではない。とりあえず、弾の飛んで来た方向を辿って見ると、それはやはり誰もいない神社の境内だった

夜「さっきと同じで、スペルカードの名前に秘密がありますよ~って事か!?」

確か名前は、風景変化、自然の情景…あー!わかんねぇ!風景!?自然!?何がだよ!!」

とりあえず分が悪い事に変わりはないし…ここは避けることに専念するか…斬波『翠刃縦横波』は切り札として使いたいし

夜「ほッ!はッ!うぉッ!」

いやーでも、弾幕にも慣れたものだ。避けることが出来るようになったし…修一のスペルカードのおかげだな、あれはマジで怖かった…

紗「ッ!」

夜「ん…あ!」

紗「チッ…効果が切れたか…!」

ちょ!大木が紗恵になった!?まさか…自然とか、風景って、カモフラージュとか、そういう意味なのか…?神社にあっても疑う事はまずない、そんな大木になったというなら…恐ろしい…境内の様子はしっかりと見ておきます…

紗「…お互い、あと1枚になったな」

夜「え、あ、本当だ」

紗「最後の一つは、とっておきだ…覚悟しな」

夜「奇遇だ、俺のもとっておきだ!いくぞ!」

紗「幻変『幻影変化 ~自己像幻視~』!!」

夜「斬波『翠刃縦横波』!!!」





〈あとがき〉
グダグダ&厨二ですいません。
まあ、厨二の範囲がわからないのでなんとも言えませんがね…個人的には厨二の域かと…
最近まともに書けてないのが辛いです…とりあえず、夜籟と紗恵に防衛手段を与えました…まあ、設定作りの一環と思えb(ry
あー、一話完結の作品に成長したいなぁ…(心の声)