8月31日 井上様
本日は、午前中、井上様。
だいぶ、ごぶさたでした。
当初から言っておられた、キルトのアーティストの方の作品パンフを作りたいとのことでしたが、特に難しい技術は必要なさそうなので、それの基礎になるイラストレーターの技術だけ先、お教えしました。
画像の切り抜きは、基本的にイラストレーターのクリッピングマスクを使います。
写真は、解像度300dpi程度(1インチに300個以上のピクセルが並ぶぐらい)のものを用意し、CMYKモードに変更して、イラストレーターに配置します。
配置したレイヤーは、レイヤーパネルから、レイヤー名のところをダブルクリックして、テンプレートにチェック入れて固定して配置しておきます。
新規レイヤーを上に1枚作成して、そこに写真の外形をトレースしていきます。
ここからは、ペンツールをつかったベジエ曲線のテクニックになります。
ポイントをどこに打つかが、コツになりますが、なめらかな面をトレースしていく場合は、できるだけポイントの数は少なく複雑なガタガタした形の場合は、たくさん打つ、曲面の一番でっばってそうなところ、一番減っこんでそうなところ、曲線の曲がり方が変わるところなどを見つけてもらうと、打ちやすくなります。
今回は、imiveの車の写真を切り抜いて頂きました。
これを使って、チラシ的なものをレイアウトしていただきました。
背景写真と、車、ロゴだけなので、大きさと位置だけです。
これがうまく出来れば、前述の作品パンフはすぐに出来るはずです。
8月25日 福永様 田村様
本日午前中は、初回の福永さん。
イラストレーターは、初めてということで、本来は体験授業でやる例のキティちゃんをやりました。
今回の目的はキティちゃんを描くことだけですので、細かいテクニックとはおいといて、とりあえずかけるための最小限の練習をして、描いちゃいます。
パソコン自体も、あまり慣れておられないということで、マウスがかなりつかれるとおっしゃってたんですが、できるだけ力を抜いてもてるようになるように心がけてください。
マウス自体も、昔のボールが入っているタイプだとホコリなどがついて空回りしていることもあるので、LEDやレーザータイプがいいかなと思います。とくに細かいポイントをクリックするときに、1ピクセル単位の制御ができないと、かなりストレスたまります。
モバイル用の小型のものも、あまり向いていないので、手の大きさにフィットするものを見つけてみてください。
家電量販店にいくと、試すことができるところもあります。
2時間一生懸命やっていただいて、最後には完成しました。むずかしいですねぇと言っておられましたが、逆に軽くこなされてしまうと、習いに来る必要ないですからね。。
次回からは、じっくり個別のテクニックについて練習していきましょう。
夜からは、田村さん。
コラージュの予定でしたが、急遽作らないといけないチラシがあるとのことで、その制作をしました。
大方レイアウトしてきていただいたみたいです。
表フルカラー、裏白黒でA4サイズです。
前回配布しておられたものも見せて頂きましたが、それに比べたら自力でやられたという今回の分はより良くなっていました。
ただ、全体的に詰まり気味で、見づらいところとかがありましたので、添削させて頂きました。
ポイントは、
○まとまりを意識して、関連のある要素はひとつの塊に見えるように。
○フォントは、MS系をつかわない。
○段落間や紙面周囲のスペースをできるだけゆったり取る。
○いいたいことと、読んだ段階でわかってもらえればいいことを整理し、思い切ってメリハリをつける。
○水平垂直をきっちり揃える。
○文字間は、詰めれそうなところは、カーニングで詰めておく。
などです。
あとは、イラストレーターのフリー素材(EPS)のフレーム枠使い方や、印刷入稿の仕方などレクチャー致しました。
あとは、ご自宅で完成させていただいて、入稿前に確認画像を送っていただくことにしました。
良いフライヤーができて、成果が上がることを期待しております。
がんばってください!
8月18日 田村様
本日は、夜から田村さん。
前回の授業から、メールでお問い合わせいただいたのですが、
illustratorで、保存しようと思うと、
I/Oエラーが発生しました。
というメッセージダイヤログがでて、保存ができなくなるという現象。
これ、私も何度か体験しました。ただ、このエラーよくわかりません。ほんとに親切じゃないメッセージ。
開発者以外こんなのわかるわけないです。
でも、まあWEBを検索すると、出てくるもので。。
解決法としては、
●使用しているフォントを削除あるいは、アウトライン化して、とりあえず保存
●保存場所を変えてみる。
●ディスクチェックをかけてみる。
というぐらいです。このエラーが何が原因でどうすれば解決するのかが解せません。
ということで、宿題がなかなかピンチで、でも今日来られる前に何とかできるところまでやっていただけてました。
ありがとうございます。
アディダスのロゴは、どうしても下絵をなぞるイメージに引っ張られているようですので、ある程度までとれたら、下絵を外して、全体のバランスを見ながら追い込んでいくようにすることをやって頂きました。
下絵を外しすと、書き上がったロゴのおかしなところ、美しくないところが見えてきます。そこを、リペアしてあげてください。このロゴをデザインした人の気持ちを汲み取ってあげると、なぜ、下絵をある程度無視してでもいいかがわかるようになります。
同心円からかけるものは、センターがずれないように。水平垂直を揃えるべきデザインのところは、ガイドやパスの平均など駆使して、きっちり揃えておきます。
Sなどは、ポイントを入れる位置のコツを掴みます。カド、曲線の一番ふくらんでいるところ、へこんでいるところ、カーブの向きが逆転している位置などを見つけていくと、かなりすばやく綺麗に描けます。
フォトトレースは、車の切り抜きをして頂きましたが、概ね良くできておられたんですが、みなさんがひっかかってしまう、タイヤの切り抜きに問題がありました。
タイヤ付近は、特に影で真っ黒に潰れて、写真を単純になぞっていくだけでは、上手くいかない所です。
かならず、写真に写っているタイヤの立体の形を想像しながら、写っている部分から見えないタイヤの外形を自分で描いていきます。クリッピングマスクをかけたあとにも、一般の人から見ておかしな形でないかどうか、注意深く修正してください。
これを使ったフライヤーも作りました。
コピーは難しいですね、でもお仕事で必要ですからね。。。
レイアウトもコツをつかんでいくと、だれでも良質のデザインが出来ます。
次回は、CLASS99.99名物、雑誌切り抜きコラージュします。