2026年中に岐阜市福光にカフェを開業予定です。(努力目標)よろしくお願いします。



今から30数年前、高校生の私が生まれてはじめて自分が労働することによってお金をもらった、いわゆる、はじめてのバイトはファミレスだった。確か1日働いて7000円くらい貰えたと思う。

はじめてもらったお給料でコンビニのアイスを買って、残りのお金でどれだけアイスが買えるのかを計算すると、急にお金持ちになった気がして嬉しかった。

光陰矢の如し、月日はあっという間に流れたけれど、いくつもの飲食店を経験して、私は今も変わらず飲食店で働いている。岐阜にいた頃は飲食の派遣で働いていたこともあって、数多くの飲食店をみてきた。

シドニーに移住して、子どもたちにそんなに手がかからなくなってから働いたお店は5軒。コロナの時に夫が失業したので、いっときは3軒のお店を掛け持ちしていたこともある。

時々、一緒にお店をやらないかと声をかけてもらう事もあったが、飲食店の経験を重ねれば重ねるほど、飲食店の経営には消極的になった,,,正直なところ、むしろやりたくなかったと言えるかもしれない。当たり前のことだけど、雇われていたら、お客様が来店してもしなくてもマイナスになることは絶対に無いし、終業時間が来たら家に帰ってそれでおしまいだ。しかし、これもまた当たり前だが、経営する側になるとマイナスになるリスクを含め仕入れから調理、管理、経営、行政機関とのやり取り等全ての責任を1人で負わなくてはならず大変なのは容易に想像がつく。

それでも私はある日、中学の3年6組で一緒だった同級生の吉村君が焙煎した珈琲をご馳走になって、急にカフェを経営したくなった。

実は私には以前からカフェとは違う夢があった。高齢者を中心にしたボランティア(プラスお小遣い)サービスで、時間がある人が気軽に助け合って、いくつになっても社会に参加して、誰もが存在意義を感じることが出来る仕組みを作りたかったのだ。

掃除や家事手伝い等もだけど、核にしたいのが傾聴だ。あまり知られていないけれど、多くの自治体には傾聴ボランティアがある。

話を聞くだけなら気持ちと時間さえあれば体力が無くても、高齢でも出来るだろう。高齢者同士で喋りあって楽しんでくれても良いし、若い世代の人が高齢者の話を聞くのも良いし、逆に祖父母に話を聞いてもらうように悩みを相談しても良いと思う。

孤独な若者や高齢者は多いと思う。私たちの世代だって、家族がいたって、人は誰もが孤独と戦っていると思う。

吉村君の珈琲を飲みながら考えた。カフェは傾聴をするのに最適な場所だ。ワンオペで出来る小さなカフェを開いて、傾聴クーポン(一期一会クーポン)を取り入れて、とりあえず地域から小さくやれないだろうか。そう思ったら、ばーっと目の前の道が繋がった気がした。誰もの居場所を作りたい。

私の思考は単純なのでそう思ったとたん、飲食業界に長く身を置いた私にはカフェの経営は最適な選択な気がしている。子供たちが就職やら大学で家から出て行き、自分の時間が出来たタイミングだったことも背中を後押ししたと思う。さあ、人生の第二章。頑張るぞ。