【ハンセン病資料館】 日常の底流にあるもの | Jewel in the Lotus
〜過去の記事を再投稿したものです
情報等現在と異なる可能性があります〜


クローバー かつて クローバー
幼くしてハンセン病を発症し

その一生を
療養所で過ごさねばならない子ども達がいた


国の強制隔離政策により
療養所内には昭和50年代まで小学校が存在したという


療養所内の小学校跡



従姉妹の家へ行く途中にある
あの“ヒイラギ”の垣根の向うに
同年代の子どもがいるなど想像すらしませんでした





以前、資料館を訪れた際に頂いた図録

2008年に行われた企画展
『ちぎれた心を抱いて』
~隔離の中で生きた子どもたち~


当時の企画展の詳細はこちら→☆☆☆

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当時の貴重な写真と共に
子ども達の詩や親へ宛てた手紙が数多く紹介されており


子どもらしい一面が垣間見え
ほっとさせられる一方

その“日常”の底流にあるものが
素朴な言葉の中に浮きあがり
胸を突かれます




てすりにもたれている友

目かくししようと思って

そっと後ろにまわったら

手紙をもって泣いていた

 
千代子 「友だち」より





寂しい友と仲間になるのは

ぼくは大好きだ

たのしい人より寂しい友と

仲間になって行きたい

なくなったおかあさんが

ぼくにそう教えていたようだ

おかあさんの心が見えるようだ


川畑春冶 「寂しい友」より




病気という事実だけでも辛いのに
家族と引き離され
偏見や差別の中、懸命に生きることで

物事の奥にある
“見えないけれど大切なもの”に
触れる毎日だったことがわかりますキラキラ




療養所内の教会





国立ハンセン病資料館
http://www.hansen-dis.jp/


以前の関連記事はこちら→☆☆☆ 


元記事:2017年3月4日up
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CLASKA



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