不況の時代とは言え好業績の会社は
少なからずともあるのだろう。
営業車が1台ダメになったので、自動車ディーラーさんに
来て貰ったのだが、ETC車載器の入荷が現在分からないそうだ。
政治政策によってピンポイントの特需であろう。
グリーン税制の優遇措置によって燃料電池車や家電業界も
ようやく火がつきだしているようだし・・・。
さて我が印刷業界はと言うと、GDPが3%下がると6%以上マイナスに
なる業界であるので現状は総じて悪いのではなかろうか。
平均的な利益率が2%と言われる業界の中で、
仕事が減れば単価の叩き合いになる。
現状では利益率が向上する下地はほぼ無いと言える。
しかしだ。
業界内でも一部の会社では間違いなく延びている会社がある。
印刷企業の収益性に最も強い相関を持つのは
1人当たり加工高と労働分配率である。
好業績企業の一人当たり加工高は平均に対して20%強高く、
労働分配率は10%ほど低いらしい。
前者は決して売上の規模が大きいからではなく1人当たり売上高が高いのだ。
つまり価値的労働生産性が高いからである。
封筒の価値的生産は非常に難しい。
弊社の様な隙間の会社は一人一人が部署にとらわれずに、
横断的に多能工化して無駄取りを徹底せねばならないだろうし、
業務管理システムにしても、まだまだマンパワーに頼っている面が
多々あるのでここら辺は改善していきたいのだが果たして費用対効果は・・・。
好業績企業の労働分配率が低いのは決して人件費が低いからではない。
好業績企業の人件費は平均よりも6%ほど高い。
したがって、好業績企業の好業績たる所以は、
価値的労働生産性の高さにあるということである。
これは、働き方、人の能力、管理力が生み出すものである。
印刷業界でも規模や主要品目がまちまちであり時代の変化も
激しい為に同じくくりで話をする事は難しいとは思えるのだが、
既存顧客にしっかりとした足場を築いている、ということが第一に挙げられる。
景気状況が悪ければ悪いほど、その強味が出るのは当然だろうが、
それは技術面の独自性あるいは顧客との関係作りのための地道な
努力の継続があってのことであることも明らかである。
今の顧客との間に信頼を築き、それを核にして領域を
拡大していくというのは、正攻法以外の何者でもないのだろう。
ここが今ずっとひっかかっているところだ。
顧客との間の信頼関係の構築。
どこの会社でも無くうちに出したいと言われる何かを求めて
仕事をしているのだろうな。