AC/DCは極端な話、「ギター殺人事件」「バック・イン・ブラック」「悪魔の招待状」「レイザーズ・エッジ」の四枚があればok。


だってAC/DCて全てのアルバムに共通しているのは、アンガス・ヤングの極上のイカしたリフに硬く重いサウンドと半ズボン、欲望剥き出しの下品な歌詞を歌うハンチングのオッサンのハイトーンのしゃがれたボーカルが全てだよね。


これがAC/DCであり、それ以上でもそれ以下でもない屁理屈無用の単純明快なロックンロール。


だからそこから微妙に独自の進化をとげたり変化していく過程で生まれたAC/DCサウンドは、まさにガラパゴス諸島の生き物の様な存在。


誰にも影響される事はない流行にも流されない、永遠に鎖国政策をとっている国みたいな閉鎖的でいてそのくせとても不思議な魅力溢れるロックバンドなのだ。