ブライアン・ジョーンズ在籍時のストーンズの初期のアルバムは、「ビトゥイーン・ザ・バトンズ」以外どれも好きなんだけど、中でもサード・アルバム「アウト・オブ・アワー・ヘッズ」はかなり好きだ。


60年代ストーンズを代表する名曲「サティスファクション」が収録されているのは勿論の事、このアルバムではブルースやロカビリーよりソウルミュージックに重心を置いている事にも注目したい。


中でもモータウンのマーヴィン・ゲイから、スタックスのオーティス・レディング、当時悲劇的な死を遂げたサム・クックと、ソウル・レジェンド達のカバー三連発は強力だ。


若き日のミック・ジャガーが憧れのソウルシンガー達の名曲を、朴訥ながら魂を込めて熱く歌い上げる姿には今尚胸に迫り来るものがある。