1981年6月ザ・リバーツアーにおいてのイギリス公演、ウェンブリーアリーナの楽屋にて、デイヴ・エドモンズに聞かせたこの曲をエドモンズはいたく気に入り、彼はその後スプリングスティーンにデモテープを送って貰い、自身のアルバム「D.E.7th」に収録した。


僕が初めてこの曲を耳にしたのは当然デイヴ・エドモンズのアルバムから。如何にもデイヴ・エドモンズらしいロックパイル流儀のいなせなロックンロールに仕上がっていた。


それから僕がスプリングスティーンのバージョンを聴いたのは、スプリングスティーンファンには有名な「All Those Years 」というLP10枚組CD5枚組のボリュームのブートレッグから。




月日が流れ遂に「ジ・エッセンシャル〜」でこの曲がオフィシャルリリースされ、更に「ザ・リバー・ボックス」の未発表曲集に収められた事により時系列的に完成形に至った。


「ザ・リバー」の後にリリースされた「ネブラスカ」を彷彿とさせる様な歌詞と、シンプルなオールドロックンロールスタイルの演奏が、若き日のスプリングスティーンを如実に表してくれる勢いに乗った極上のロックンロールナンバーで、スプリングスティーンの未発表曲の中でも僕は大のお気に入り。