シュガーね・・子供のときから
じぶんの記憶や感覚とずぅいぶん、遠く離れた感じの感覚が
時を選ばずシュガーの頭の中を占拠して
小さい頃なんか・・
縁側に座って居眠りしてるおばあちゃんにまで
「シュガーの頭の中にシュガーじゃない人がやってくる・・・やってくる・・」
なぁんて言って
おばあちゃんや忙しい母ちゃまをよくいらいらさせたりしたんだけど
中学生になるころには
この感覚はシュガーのそれじゃあ絶対に無いって
わかるようになってきたんだよ
どういう感覚かって言うと
シュガーは、ゆったりまったり贅沢な日曜日の朝寝坊をしているときに
ぐぉおおおおおおおおおおおって
焦りのようなパニックのような頭を押えられるってか・・・体中ミイラの棺おけ見たいのに入れられるってか・・
それが、さぁあああああああああーーーーーーーーーって
突然瞬間に、シュガーの感覚をどこかに追いやって、全てを占拠するんだよ
そういう感じ
これって、
これって、
シュガーを作り出す遺伝子の中に
遠い昔のおじいちゃん?おばあちゃん?おじさんなんだかおばさんなんだか?
とにかく遺伝子でつながってる誰かの記憶あるいは感覚なんじゃないだろぉかって?
それとも
シュガーの頭に
おばあちゃんの言うように、虫がわいてるだけなのかぁ?