朝晩が涼しくなってきて、すっかり秋めいてきましたね。
外では虫の声がリーンリーンと聞こえています。
ブログのタイトル「暑い季節はご用心♡」ですが、何かと言いますと、夏場にお客様から「最近ピアスホールの調子が良くない」という声を聞きます。
どうして暑い時季と関係しているのかは謎ですが、なぜかそんな声を多く聞くようになります。
今日は、そんな方からピアスのフックの交換依頼がありましたのでお届けをしてきました。
その方が交換してほしい、と持ってきて下さったclariceのピアス、計7個。
いつの間にかこんなにたくさんコレクションして下さってたんですね~!
感激・・・
そのうち、大きめのピアス6個分のフックを交換しました。
clariceで扱う通常のピアスフックの素材は金メッキです。
金メッキとは、金以外の金具に金の薄い膜を化学変化により付着させたものです。
金メッキを使った素材からなるアクセサリーの最大の特徴は、一般的にジュエリーとされる製品(金ですと、K18以上の純度の地金を使用した製品)よりもお値段が格段にリーズナブルなところです。
しかし、水や汗、空気による酸化によって色落ちすることがあります。
ですので、アクセサリーをご使用の後は、乾いた布で軽く汚れを落として頂き、なるべく空気に触れないような保管(小さなビニールの袋に入れたり、アクセサリーケースにしまうなど)をして頂くと、金具の輝きが比較的保たれます。
今回変更して頂いたのは、金メッキのフックから、K14GF(14金ゴールドフィルド)フックへの変更です。
GF(ゴールドフィルド)は、日本ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、欧米ではもっとも手軽でポピュラーな素材です。
金の層を高熱と圧力で素材(真鍮)に圧着して作られます。
14金についてですが、金の分類は24分率で表します。
24金=100%が金、つまり純金です。その比率でいくと、14金の場合は58.3%が金ということになります。
K14GFの特徴は、金メッキよりははるかにぶ厚い層(金メッキの100倍)で作られているため、長時間使用していても剥げてくることはほとんどなく、手軽に本物の金の輝きを楽しめます。
金属アレルギーを発症しやすい素材(ニッケル)を使用していないので、アレルギー反応の出にくい素材とされています。
(※すべての方にアレルギーが出ないというわけではありません。)
夏場にピアスホールが疲れてしまった、という方がいらっしゃいましたら、ピアスのフックを交換するだけで、また快適に着用出来るようになるかもしれません。
それと私が感じた事ですが、ピアスそのものが重い場合(大きな石や飾りがついていたり、長さの長いもの)、摩擦によってピアスホールに負担がかかってしまうのではないかと思います。。
疲れてしまったピアスホールには、まずはピアスの着用を少しお休みして頂き、次はお耳に優しい素材で重さの軽いアクセサリーから着けられたらいいと思います。
皆様のHAPPYアクセサリーライフのお役に立ちますように