はい
曲目解説
今回は前回にひきつづき
信長貴富さん作曲の
「思いだすために」より
5、思いだすために
セーヌ川の手回しオルガンの老人を
忘れてしまいたい
青麦畑で交わした初めての口づけを
忘れてしまいたい
パスポートにはさんだ四ツ葉のクローバー希望の旅を
忘れてしまいたい
カーテンから差し込む朝の光を
忘れてしまいたい
お前のことを
忘れてしまいたい
みんな今すぐ
思いだすために
作詞した寺山修司は離婚していますが
そんなことも関係しているのでしょうか?
ちなみに恋人を忘れられない時は
強制的に一日30分思いだす時間を作るといいらしい
そうするとだんだん30分思いださなきゃいけないのが
面倒くさくなってくる
忘れよー と思うから忘れられない
そんな心理学的アドバイスを思いださせる歌詞ですね
この曲難しいです。
和音は美味しいのですが
「忘れてしまいたい」を繰り返す所
歌の音とれない
なんだか頭抱えて叫んでいるような
感じ。
その頭の中に渦巻く記憶のような
ピアノの3連符のパっセージも
コードとか規則性がいまいちよくわからなくて
弾けない・・・。
私の頭の中が渦巻いちゃう・・。
歌詞が言葉でなく
ダバダバになる所も
かえって覚えにくいのだそう
6、種子(たね)
君は荒れ果てた土地にでも
種子をまくことができるか?
君は花の咲かない故郷の渚にでも
種子をまくことができるか?
君は流れる水の中にでも
種子をまくことができるか?
たとえ世界の終わりが明日だとしても
種子をまくことができるか?
恋人よ種子は我が愛
この曲が一番綺麗・・。
YOU TUBEで聞いたとき
一耳惚れしました
繰り返しの前と後
(わかり易く言えば1番と2番!?)
で微妙に和音がマイナーからメジャーに変わっているのも
なんとも言えない
これ
教育とか色々な場面にあてはめることができると思うのね
生徒が宿題やってこなくても
種子をまき続けると
いつか花がさくかも?
とかね
あるいは
貴乃花のように組織内で改革しようとしている人にも
あてはめられる
種子をまきつづければ
改革できるかも?
ちなみに
寺山修司は
職業は?
と聞かれると
「寺山修司です」
と答えたらしい
小説や俳句・詩など幅広く活躍
競馬にも興味を持っていたようです
きっと型にはめられるのが嫌だったのでしょう。
それにしても・・。
詩も曲も深い・・・。
頑張らなくちゃ