さて今日は
長いこと書きたいと思っていたけれど伸ばし伸ばしになっていたテーマに取り組みたいと思います。

なぜ私は音楽を好きになったのか。


私の父は都内に勤めるサラリーマンでしたが

私の父も母もあまり裕福でない農家の出身です。

私の母は私が生まれた頃、幼稚園の教諭でした。
そのため、私は生まれてから3ヶ月位で近所の知り合いの家に預けられました。

私の母の母(すなわち私にとって母方の祖母)はクリスチャンでした。
そのため私の母は小さい頃から毎週教会に連れて行かれました。
そこで、讃美歌をたくさん歌ったのでした。
母は不動岡高校に進学した後、埼玉県の教員養成所(今の短大のようなもの)に進学します。
不動岡高校では音楽部に所属し、その時初めてピアノを習ったのでした。
晴れて幼稚園の教諭になったものの、本物のピアノが欲しいと言う思いが捨てられず、お給料をつぎ込んで安いピアノを自分で買いました。その後やっと8人目くらいのお見合いで父と結婚しました。
このピアノを私は高校生まで使って練習していました。楽譜も私はだいぶ母のお古を使いました

母は何故だか若い頃から、クラシック音楽が好きで、私が生まれた頃にはすでにクラシックのレコードが何枚か家にありました。
私は小さい頃、そのレコードを聴きながら自己流のバレエ
を踊っていました。

親戚などに、だれもクラシック音楽好きがいないことから、なぜ母がクラシック音楽を好きになったのか、祖母もとても不思議だったようですが
突き詰めてみると、キリスト教の教会で毎週讃美歌を歌っていたことが関係しているのではないかと、母が話してくれたことがありました

私が生まれてからしばらく母は幼稚園の教諭をしていたので、私は赤ちゃんのころから
よく母方の祖母のもとに預けられました。
祖母の部屋には1枚の絵がありました。それを私はよく覚えています。
今思うとそれはキリストを抱くマリア様と天使の絵だったのです。
幼い私は、意味もわからずその絵をよく見つめていました。
何十年も経ってから母から聞いて驚いたのですが
その絵はなんと新聞の切り抜きだったそうです。
それにしてはなかなか立派なものでした。


これはイメージです^_^



祖母は17歳の時、ほとほと自分の頑固な性格が嫌になりキリスト教の教会の門を叩いたそうです。
祖母は熱心なクリスチャンだったにもかかわらず祖母の伴侶や、子供たちは誰もクリスチャンにはなりませんでした。