昨年の宝塚歌劇の総括をと思っていましたが、

バタバタして投稿する暇がありませんでした。

また改めて投稿したいと思います。


さて、今年の初観劇は梅田芸術劇場のLUPINでした。


この作品を見てイケコのオリジナル一本物は大丈夫か?

という感想が多かった気がしますが、

エンターテイメント性もあり、私は楽しめました。

登場人物が多い割に、キャラが際立っているから、混乱することもなく、

少なくとも小池修一郎の最近作「カジノロワイヤル」よりはよかったです。

テンプル騎士団の隠し財産を

ルパン(古川雄大)やカリオストロ伯爵夫人(真風涼帆)、秘密結社?20世紀騎士団などが探し求める話です。

シャーロック・ホームズ(小西遼生)が道化のような、とぼけたキャラで、

ルパン研究家の高校生を演じる加藤清史郎くんはまるでコナン。絶対パクってます。

確かに作りが宝塚歌劇。

娘役3人ヒラヒラの衣装で出てきた時にそう思いました。

トップスター 古川雄大くんは変装や早変わりで女装もあり、楽しめる展開です。

歌も進化したように思いました。

真彩希帆さんのソロで幕開き。

やっぱり真彩ちゃんの歌が好き❤️

私のツレはこの時の歌詞(テンプル騎士団の燭台の意味)が理解できず

最初の展開についていけなかったとのこと。

真彩希帆さんはルパンが恋する純粋な貴族の令嬢クラリス。トップ娘役の役どころ。

その令嬢にプロポーズする敵役ボーマニャンは立石敏樹くん

「エリザベート」のルドルフを見た時よりこちらの役の方が合っていて、歌も上手かった。

これからが楽しみです。


ルパンと対決するカリオストロ伯爵夫人に真風涼帆。


このキャストを選んだことに、モヤモヤしてました。

でも立ち姿やドレス姿はきれいで 

さすがトップスターのオーラがあります。

痩せたなと思いました。

加藤清史郎くんは子役のジンクスを破れず、背は低いけれど、芝居のうまさを感じました。

これからも活躍されると思います。

三枚目警部の勝矢さんの演技は味があり、声がよかったです。

女性アンサンブルのコーラスがきれいでした。


カーテンコールは真彩ちゃん、真風さん、古川さんの順で

タイトルやポスター通り、準主役はカリオストロ伯爵夫人なんですね。

卒業一作目はいいお役がきましたが、

これからが真風さんの正念場です。

古川雄大さんは映像でも活躍の場を広げられ

ますます人気が出るでしょう。



この作品、宝塚に持ち込むことないでしょうか?

作りが作りだけにそう思いました。