本来ならにぎわっているはずの宝塚大劇場。

バウホールで礼華はる主演「月の燈影」を観てきました。(16日)

 

話題の詩ちづるさんの広告をパチリ

大劇場2550席

バウホールは500席なので、人影も少ない宝塚周辺。

ランチを食べたお店も2時で早々に閉店されていました。

あらすじ

江戸後期の下町 隅田川を隔てた川向うと江戸。

川向うの幸蔵(礼華はる)と

江戸の火消し 治郎吉(彩海せら)が出会います。

治郎吉は幸蔵がかつての幼馴染 幸ではないかと気づき

川向うに訪ねていきます。

そこは奉行所の手が及ばぬ無法地帯で淀辰と呼ばれる男が

仕切っていました。

幸蔵は治郎吉を取りあおうともしませんが、

治郎吉はなお彼を追います。

そこで治郎吉は淀辰に妾話を持ち掛けられる喜の字(天紫珠李)に

心を奪われるのでした。

 

あらすじ書こうと思ったんですけど、(初演見てないし)

結構むずかしい。。。

ちょっと考えなくちゃいけないストーリーです。

幸蔵がのちの鼠小僧になるんですね。

 

「グレートギャッツビー」「応天の門」と成長著しいぱるくん。

むずかしいお役だったと思います。

動と静があるなら、静の演技でカリスマ性を表現しなければいけない。

りっぱにセンターを務めておられましたし

センターが似合います。

歌も演技もうまくなってうれしく思いました。

一番よかったのが、最後のシーン。

三味線を弾きながら、

子供のころを回想するんです。

三味線の音色で心が伝わってきました。

 

ドンとしたぱるくん(幸)にぶつかっていくのが

治郎吉のせらくん。

せらくんの歌唱力と演技力は同世代の中で

頭ひとつ抜けてます。

 

そこに華を添えるのが喜の字の天紫珠李さん

スタイル抜群の西洋的な美人だと思ってましたが、

日本髪の芸者姿もとても美しくて見とれました。

 

スチール入りしていたのが巾着切りの花妃舞音さん(106期)

107期で喜の字の弟 一輝翔流くん。

舞音ちゃんは歌もお芝居もうまかったです。

 

初演では峰さを理さんが振付を担当されています。

いらっしゃったら、ビシバシ指導してくださったことでしょう。

 

最後の舞台挨拶、いろいろ考えてこられたんでしょうね。

ニュアンスです。

「今日は和菓子の日です。和菓子買って帰ってくださいね。

花の道の紫陽花もきれいです。今日はいいお天気ですし、

見て帰ってください。」

ということで、紫陽花です。

初演時から大野拓史先生は舞台に季節の花を使いたいと思っておられました。

ちょうど今は紫陽花の季節。

舞台の紫陽花を見て、街角で紫陽花を見て作品を振り返ってほしいと

思っておられました。

ライブ配信を見られる方は舞台の紫陽花にもご注目ください。

 

私にしては珍しくキャトルレーブで買い物しました。

1789のパンフレット。

初日が開いた1789のパンフは売られていますが、

まだ初日が開いていないDeath Takes a Holiday はないんですね。

あとは2022年の主題歌集I,II。

やっと上演が決まった大劇場とシアターオーブ

バウホール組も全員でかけぬけることができますように。