2月25日ミュージカルキングアーサーを
観劇してきました。
フレンチミュージカルで、
宝塚でも珠城りょう主演「アーサー王伝説」として、
プレお披露目公演で上演されました。
上演前は客席内撮影可能
4階の正面でしたが、横側は見切り席だったようです。
最近は旅公演でも映像が効果的で、舞台装置が節約できますね。
重たい作品だろうなと、予測していましたが、
浦井健治君、伊礼彼方君目当てで行きました。
思ったより面白かったです!
というか、アーサー王伝説ってこんな話だっけ?
と、思いました。
昔読んだのは「アーサー王と円卓の騎士」という
子供向け岩波少年文庫とか、英語の授業でほんのさわりを読んだだけとか、
全然全貌が見えていなかったんですよね。
ユーサー王の子と知らずに育ったアーサーは
伝説の剣 エクスカリバーを抜いたことにより、王になります。
一方王になる野望を抱いていた最強の騎士メレアガンは王の地位ばかりか
ギネヴィアの愛も奪われ、復讐を誓います。
さらに異父姉モルガンと騎士ランスロットの登場で、
アーサーの運命が動き始めます。
ユーサー王は夫になりすまして、
人妻であるモルガンの母と契りを交わし、
アーサーが生まれました。
異父姉モルガンは自分の幸せを奪ったアーサーを逆恨みし、
その父がしたように、アーサーを騙して関係を持ち、
二人の子はアーサーを殺すだろうと呪います。
アーサーがモルガンを抱きしめて、
「お前が母親から愛されたように
生まれてくる子供を愛しなさい」というくだりは胸を打ちました。
シングルキャストのアーサー王 浦井健治君はりっぱに座長を務めました。
メレアガン(伊礼彼方)とモルガン(安蘭けい)が黒い衣装で、
いかにも悪者風でわかりやすく、
騎士ランスロット(太田基裕)は白い衣装でとてもさわやかな青年。
敵役の伊礼彼方くんは声量があり、音域も広くうまかったです。
彼のエンジニアなら、ミスサイゴンを観てもよかったかな。
モルガンの安蘭けいさんもさすがの歌唱力でした。
宮澤佐江さんは他のメインキャストに比べると、声量が劣るものの
清楚なお姫様。