5月21日宝塚大劇場で「めぐり会いはふたたび」を観劇して、

梅田のシアタードラマシティに向かいました。

月組生としての暁千星最後の公演。

「ブエノスアイレスの風」

1900年代のブエノスアイレス。

反政府ゲリラのリーダーで政治犯として投獄されていた

ニコラス(暁千星)が釈放されます。

タンゴ酒場で働き始め、踊りの才能を見出されたニコラスは

花形ダンサーのイサベラ(天紫珠李)とペアを組み

オーディションを受けることになります。

一方かつての仲間のリカルド(風間柚乃)は銀行を襲う計画を立てていました。

 



もともと暁千星さんの魅力があますことなく伝わる作品でした。

前から知ってるけど、踊りがうまい。

天紫珠李さんの体の線がすごくきれいで、

暁さんのがっちりした体形とペアが合う。

それぞれ違うタイプのダンサーですが、私の中のベストスリーは

大浦みずき、室町あかね、暁千星です。(順序はつけられません。)

そして、歌がとてもうまくなっている。

歌うまスターの仲間入りだ。。。と思って聞きました。

 

ただこの作品、暗い。。。

ずっと夜のイメージ。

ニコラスの元カノのエバ(羽音みか)と現彼氏のビセンテ(礼華はる)が

お茶を飲むシーンは昼なのだけど、なんとなく暗い。

昭和の日本のようなやりとりでした。

ビセンテは、結婚したら当然エバは仕事をやめると思っている。

エバは教師の仕事を続けたいと思っている。

ウェイトレスがお茶をこぼしたら、

エバは自分のお茶をビセンテに渡し、それを当たり前のように先に飲む。

配役をわかっていなくて、劇場で確かめようと思ったら、

シアタードラマシティが地下なので、携帯が圏外でした。

終わってから、初めてビセンテが礼華はるくんだと知りました。

今までのさわやか青年と違っていて、ひげの警察わかりませんでした~

 

月組生としては初めましてのチンピラ、マルセーロ役の彩海せらくん。

衣装の雰囲気まで(シティハンターの)小林豊でしたwww

 

またこの作品、歌うのはニコラスと酒場のフローラ(晴音アキ)のみでした。

風間柚乃くんの歌も聞きたいと思いました。

晴音アキさんの歌に始まり、晴音アキさんの歌に終わる。

最後のビエント・デ・ブエノスアイレス♪~のメロディが

心に残りました。

 

ありちゃん(暁)の終演挨拶

「アルゼンチンには牛が人口の二倍いるそうです。

(え、いったい何を言うの?!)

「今日の晩御飯はステーキを食べて

ブエノスアイレスを感じてください。(ニュアンスです。)」

いろいろなに話そうか、考えてくださっているのですね。

歌うまダンサーの暁千星が

星組に行ったら、いったいどうなるのでしょうか。

一番観劇頻度の少ない星組ですが、

これから星組からも目が離せません。