シャンプーの日 | 阿蘇の国のクララ

 

1月25日(火)...

 

クリスマスローズ

 

ガーデンシクラメン

 

スノードロップ

 

りえぷちゃんからのヤキイモ

 

「最もすばらしい季節は

春であり夏であり秋であり冬である」

ターシャ・テューダー

 

「...少し早かったかな?」

 

「気づいたかな?シャンプー」

 

「シャンプーって言っちゃだめ」

 

「自分も言ってる」

 

パパとママがひそひそと話をしています。

 

車を降りて1分もしないうちに、

とうとう足は止まってしまいました。

 

「クーちゃん」

と背後から声をかけられました。

 

パパの手が私を抱きかかえました。

 

「カオリさんに可愛がってもらいなさい」

 

「クー...」

 

シャンプーを怖がっているのは、

私だけかもしれない...。

 

なんだか泣きそうになってしまって、

私はカオルおねえさんの手を握りました。

 

私をあずけて、

パパとママはあそ望の郷くぎのへ行きました。

 

 

...二人は、そば道場でそばを食べました。

 

空を見上げました。

 

冬らしい薄ぼんやりとした淡い青空。

 

ずきりと胸が痛みました。

 

それは隣で見ていればわかりました。

 

ママはもっと闘ってる...

 

鼓動が高鳴りました。

 

今度は気恥ずかしくなって、空を見上げました。

 

「アリスおねえさんも、

たくさん闘ったんだよね?」

 

「...私も、がんばる!」

 

りえぷちゃん、たくさんありがとう。

 

やっぱり、美味しかったから、

クララには皮だけあげます。