でもまた顔を上げて | 阿蘇の国のクララ

 

1月4日(火)...

 

パン工房めるころ

 

「開けましておめでとうございます!」

 

「パパと私のチーズフランスと、

クララとカレラちゃんの...」

 

「ナミちゃん、そろそろだね」

 

「私たちのもとに、

カレラちゃんがやってくるの」

 

「うん」

 

「カレラちゃんって、誰ワオン?」

 

「ナミちゃんの子供だよ」

 

阿蘇外輪山

 

阿蘇山

 

ラピュタの道

 

「ねえクララ、今何時?」

 

「そうね、だいたいね3時」

 

「よし。...カレラちゃん、これ、おやつにして」

 

「...クララ、かわりに食べて」

 

「クー、意味ないんじゃない?」

 

「じゃあ、誰が食べるの」

 

ミルクロード

 

高塚愛宕地蔵尊へ...

 

 

2018年6月、ナミさんと...

 

ジャスママさんも。

 

 

私たちは大人になりきれない子供。

 

いつもいっぱいいっぱいで、

愛するより

圧倒的に愛されたくて。

 

「...可愛い、愛してる」

 

私の存在を認めてくれるその言葉が、

どれほど嬉しかったか。

 

今思い出しても、

涙がにじみそうになる。

 

ねえママ、もう一度言ってくれるかな。

 

可愛いよ、愛してる、カレラ、って。

 

...もう一度。

 

ナミさん...

 

アリスのときみたいに、

もう死んでもいいや、

なんて思っちゃダメだよ。

 

歩いていこう。

 

前を向いて、

ときには後ろを向いて。

 

でもまた顔を上げて。

 

ぼくと一緒、

弱虫バッキーさんもいるし。