背中を押してくれる風になったから | 阿蘇の国のクララ

 

時間は、

人の気持ちなどお構いなしに

過ぎていく...

 

12月1日(水)...

 

ただ、

そのあらがいようのない

強い流れのおかげで、

人は前に進もうとするのでしょう。

 

世界に取り残されないように

必死に歩むのでしょう。

 

熊本城・城あかり

 

 

12月2日(木)...

 

宇城彩館

 

 

 

宇城市・永尾剱(えいのおつるぎ)神社

 

 

「神様を乗せた巨大なエイが

海から山を乗り越えられず、

ここに鎮座したそうよ」

 

「12月20日前後には、

鳥居の中に夕陽が沈むの」

 

「クー」

 

12月3日(金)...

 

カフェスロウビート

 

「ベーだ!」

 

「ニャニオ!」

 

「そんな顔しないの」

 

「だってココちゃんが

すぐにネコパンチするんだもん」

 

 

「仲良くね♪」「クー♪」

 

12月4日(土)...

 

 

たとえその世界から

大切な人が欠けてしまっても、

大切な人が残してくれた思い出が、

時を経て傷を癒してくれることもあります。

 

そしてその傷痕は、

悲しみを乗り越えた強さの証になる。

 

「ママ、メリークリスマスワオン」

 

「ルイくん、クリスマスには早いよ」

 

友達が旅立ってどのくらいだろう?

 

友達のママの心はまだ完全に癒えてはいない。

 

けれど、

前に進めるようになっている。

 

それは夢の国の友達が残してくれた

思い出のおかげだ。

 

彼、彼女と過ごした時間が、

ふとしたときに立ち止まりそうになる背中を

押してくれている。

 

「ママ」

 

背中を押してくれる風になったから。

 

「12月も阿蘇の国のクララを

どうぞよろしクーお願いいたします」