人と人とが、ゆるくかかわりながら | 阿蘇の国のクララ

 

8月10日(火)午前5時半...

 

この日、

私とパパは雲海を見るために

早起きをしました。

 

箱石峠

 

と言っても、

パパは寝てないけど。

 

阿蘇山高岳

 

「出てないね」

 

「大観峰からなら見えるかも...」

 

ミルクロード

 

大観峰

 

「...出てた♪」

 

午後3時、

バレリーナさんと待ち合わせをしています。

 

ボワジョリ

 

「お客さんがたくさんいるから大人しくしてね」

 

「クー」

 

「クーちゃんがいらっしゃいました!」

 

「クーちゃん、久しぶり~♪」

 

「ク~♪」

 

「あの...、一緒に写真を撮ってもいいですか?」

 

「どうぞ♪」

 

イリスオーダードッグウェアの

ショーンくんとビズちゃん

 

「カシャ」

 

「...クーちゃん♪こっち、こっち!」

 

南郷谷のとある場所

 

「ここ、自由に使っていいよ。

キャンプをしてもいいし、

ドッグランにしてもいい。

勝手に使って。

お金はいいから。

お友達もどうぞ♪」

 

バレリーナさんがそう言いました。

 

「土地が欲しい人に売ったらどうですか?」

 

「買った値段でいいなら」

 

240坪950万円

※アリスパパまで

 

「にせモンと、オートキャンプ場を作ろう!」

 

もちろんパパとママもそれを喜んでいて、

私はまた胸がいっぱいになりました。

 

「クー!」

 

阿蘇の国は、

普段と変わらない

見なれた町で、

そこに運命の縦糸と横糸が

張りめぐらされているようには

思えませんでした。

 

でも、目に見えなくとも、

それはたしかにあります。

 

人と人とが、ゆるくかかわりながら、

時には思わぬ展開を見せ

あらゆることがすすんでゆく。