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【実名告発・特ダネ】原発作業員を「嘘の履歴書」で現場に。下請け構造不正の実態 

NEW ! 「脱原発のブログ」より
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http://8bitnews.asia/wp/?p=3917
<↑動画があります;以下転載>

【実名告発・特ダネ】原発作業員を「嘘の履歴書」で現場に。下請け構造不正の実態 09.19.2012 · カテゴリー:社会

先 月8月24日、非正規労働者でつくる「派遣ユニオン」とともに、東電福島第一原発の収束作業を行なう東京電力以下、下請け企業7社に対し一斉の申し入れを 行なった。私は、今年6月から原発作業員としてF1の収束作業の一部に関わって来た。目の当たりにしたのは多重下請け構造の中行なわれる、様々な不正とピ ンハネの実態。18、19の未成年も含め、放射線作業の知識や経験もない素人集団が、十分な教育も受けられないまま、経歴を詐称させられ安い賃金で現場に 送り込まれる現実に直面した。原発の収束作業は今後何十年にも渡って続けられる。誰かが現場にいかなくては、事故の収束はない。それにも関わらず、現場の 作業員たちに対する使い捨ての構図はあまりにも不条理であり、杜撰だ。誰が労働者の権利を守るのか。今、変えなければこれから生まれてくる子ども達まで も、その不正の温床と向き合わなければならない。2ヶ月間にわたる、不正の現場の映像記録。実名、林哲哉で告発を行なう。一刻も早い原発事故収束のため に。

※「派遣ユニオン」から東電以下7社に対する申入書の内容は以下の通り。既に東京電力や東京エネシスなどから「団体交渉には応じない」との回答を得ている。

2012年8月24日


東京電力株式会社
代表取締役 廣瀬直己様

株式会社東京エネシス
代表取締役 猪野博行様

株式会社エイブル
代表取締役 佐藤順英様

株式会社テイクワン
代表取締役 様

鈴志工業株式会社
代表取締役 様

TSC
代表取締役 様

RH工業
代表取締役 柴崎博司様

有限会社フルマーク
代表取締役 井上信子様

派遣ユニオン
執行委員長 見留洋子

連絡先 渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
電 話 03-5371-8808
FAX 03-5371-5173
担当 書記長・関根秀一郎



団体交渉申し入れ書

時下、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

私ども派遣ユニオン(以下「組合」という)は、派遣労働者、契約社員、アルバイト、正社員など、あらゆる雇用形態で働く労働者を組織する個人加入の労働組合です。

RH工業との雇用契約に基づき本年6月10日から福島第一原子力発電所にて就労していた林哲哉(以下、「林」という)が当組合の組合員であることをご通知申し上げます。

組合窓口は、派遣ユニオン・関根が担当させていただきます。団体交渉の日程調整や要求事項に関するお問い合わせなど、組合員の雇用、労働条件に関することはすべて関根宛にご連絡いただきますようお願いいたします。
私どもは、林の雇用、労働条件に関して以下のとおり認識しております。

1.林は、2012年2月、有限会社フルマークによる「作業内容:福島第一原発3号機原子炉建屋カバーリング改修工事」の募集に応じたところ、「4月から働いてくれ」ということになった。
2. ところが、就労開始時期が延期され、6月6日頃、フルマークの担当者(中田氏または岩下氏)から林に電話があり、「カバーリング改修工事は延期になってい るが、道具の貸し借りとサーベイの仕事だったらすぐある」と告げられ、「6月8日から就労開始」ということになった。
3.6月8日、林がいわき駅で待っていたところ、RH工業の担当者・柴崎氏が迎えに来て、RH工業の宿舎に案内された。
4.6月10日、林は、RH工業との間で2013年6月10日までの雇用契約を締結した。
5.6月11日、林は、RH工業の指示で健康診断を受けた。
6.6 月12日、林は、鈴志工業株式会社の担当者に連れられて株式会社エイブルへ向かった。エイブルでは、鈴志工業の担当者と株式会社テイクワンの担当者から履 歴書(「社員経歴書」)を書くよう指示され、「工事経歴」の欄に「21年8月~24年3月 三ツ谷工業、福島県内、土木」と虚偽の経歴を記載させられた。 その場でエイブルの担当者から作業内容の説明があり「仏アレバ社の除染装置内の攪拌機の交換作業で、放射線量の高いところの作業です」と告げられた。説明 終了後、林が外で待っていたRH工業の柴崎氏に「仕事が違うじゃないですか」と告げたところ、柴崎氏は「よくあることだ。仕事は変わるのが普通」と話し、 林が「線量が高いと言ってました」と話すと、柴崎氏は「大丈夫大丈夫。うちらもいっぱい浴びてるから大丈夫だよ」と話した。
7.6月13日、林は、放射線教育を受けた。
8.6 月14日、林は、株式会社東京エネシスの担当者から作業内容について詳しく説明を受けた。担当者は「APD(放射線測定器)のしきい値を6~9ミリ(シー ベルト)に設定する。ブザーが5回鳴ると9ミリになるが、3回ぐらいで交代してもらう。おおよそ5分から10分の作業で交代となる」と説明した。その日の 夕方、林は、RH工業の担当者に「線量がかなり高くないですか」と告げたところ、担当者は「大丈夫大丈夫。1日1ミリ浴びても8日たてば半減してゼロにな る。みんなそれぐらい浴びてるから大丈夫」と説明した。
9.しかし、ブザーが5回鳴ると9ミリシーベルトと設定すると、3回鳴った時点で5ミリシーベルトを超える。たった4日で20ミリシーベルト、つまり1年間の線量管理目標値に達してしまう。
10.6 月16日、林ら作業員らが「線量が高すぎる」と不平を述べたところ、RH工業の担当者は「上と掛け合うから待ってくれ」と話し、翌17日、「高い線量の所 はなくしてもらった」と話した。6月14日に仏アレバ社の除染装置で水漏れ事故があったことから、そこでの作業は中止になったようであった。
11.6月18日、林はホールボディカウンターで内部被ばく量を測定した。
12.6 月19日、林は建屋に新設の配管パイプを通すためのガラス撤去作業を行った。林は、フルマークの募集で採用されたが、雇用契約書の雇用主は、RH工業。そ こから、TSC、鈴志工業、テイクワン、エイブル、東京エネシスを経由して、福島第一原子力発電所で就労することとなった。林の作業の指揮命令は、東京エ ネシスの担当者(シガ氏)とエイブルの担当者(イトウ氏)が行った。
13.林が指揮命令を受けて就労した会社(エイブルまたは東京エネシス)と林との間に4社または5社が入ることによって林が受け取るべき賃金が中間搾取された。
14.6月19日の作業中、エイブルの担当者と以下のようなやり取りがあった。
林「水漏れがなかったら仏アレバ社の攪拌機の交換をやったんですか。自分は道具の貸し借りとサーベイの作業ということで来たんです」

担当者「仏アレバ社の攪拌機の交換で線量が高いことはテイクワンに伝えてある。我々に言われても困る」
林「そんなことは聞いてなかったです」
担当者「直接、雇用主に言ってくれ」
林「18とか20代の若い人たちに9ミリシーベルトは高すぎませんか。あなたの息子さんが行くって言ったらどうしますか」
担当者「行かせない」
※その日の作業終了後、「全員、帰りに鈴志に寄ってくれ」と電話があり、林らが鈴志工業に行くと、鈴志工業の社長と林との間で以下のようなやり取りがあった。
社長「林は何なんだ!どうして余計なことを言うんだ!」
林「おかしいと思ったから聞いたんです」
社長「うちらを通さず上の会社にいうのはおかしい。エイブルから『林は来させ
るな』って言われたから今日限りだ」
林「自分は続けるつもりです」
社長「いや、帰ってくれ。もういらない」

以上のとおり、林は、6月19日に不当解雇された。


1.7月4日ごろ、エイブルから郵送された林の放射線管理手帳には、林の「個人異動履歴」として、2012年5月21日から同年6月10日まで鈴志工業に、同年6月12日から同月22日までテイクワンに雇用されていたとの記載がなされていた。
2.7月13日、6月19日までの賃金が支払われたが、健康診断費用約1万1000円と放射線管理手帳の費用約6000円、宿代が差し引かれた。
3.7月19日、鈴志工業の社長を尋ねたが、事務員から「会う必要はないと社長が言っている」と言われた。また、同日、RH工業の柴崎氏から電話があり、「何やってんだ、お前!」と告げられた。
4.7 月20日、林は、エイブルを訪ね、「労働者名簿をいただけませんか」と告げたが、エイブルの担当者は「うちでは出せない」と断った。さらに林が「テイクワ ンの連絡先を教えてください」と伝えて待っていると、RH工業の担当者が車で駆けつけ、「何してるんだ!…鈴志の社長が会うから来てくれ」と伝えられた。
5.林が車に乗せられて鈴志工業に行くと、鈴志工業の社長や専務やTSC、RH工業の担当者ら6~7名に囲まれ、約3時間にわたって「おい、テメエは何がしたいんだ!」「お前は右翼か左翼か!」「お前に話しても駄目だから、お前の親に連絡する」などと大声で怒鳴られた。

以上を踏まえ、下記のとおり要求いたします。今後、組合員の雇用、労働条件に関しましては、すべて組合が交渉することとなりますので、組合員個人と交渉するなど労働組合法に違反することのないよう十分ご注意ください。

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第1 要求事項

1.林の労働条件を定める就業規則その他諸規定の写しを組合に交付すること。
2.林に適用される三六協定及び賃金控除協定の写しを組合に交付すること。
3.林が法律を逸脱する高放射線量の作業に不満を述べたことを理由とする林の不当解雇を撤回すること。
4.東京電力、東京エネシス、エイブル、テイクワン、鈴志工業、TSC、RH工業は、林がRH工業に雇用され、東京エネシス及びエイブルの指揮命令下で就労する、いわゆる偽装請負、多重派遣の実態に置かれたことついて釈明すること。
5.フルマーク名で募集しながら、RH工業が雇用主となったことについて釈明すること。
6.多重派遣、偽装請負により複数の会社が林が受け取るべき賃金を中間搾取したことについて謝罪し、林の賃金から中間搾取した金員を返還すること。
7.「社員経歴書」に虚偽の工事経歴を記載させたことについて釈明すること。
8.「原子炉建屋カバーリング改修工事」と募集しながら、その後、作業内容を「道具の貸し借りとサーベイ」、「仏アレバ社の攪拌機の交換作業」と変更し、最終的に「原発建屋に新設の配管パイプを通すためのガラス撤去作業」を行わせたことについて釈明すること。
9.林の放射線管理手帳の「個人異動履歴」に、林が2012年5月21日から同年6月10日まで鈴志工業に、また、同年6月12日から同月22日までテイクワンに雇用されていた旨の記載がなされたことについて釈明すること。
10.6~9ミリシーベルトをしきい値とする高放射線量のもとで作業をさせようとしたこと、「みんな浴びてるから大丈夫」「8日経てば半減してゼロになる」など、虚偽の説明をしたことについて釈明すること。
11.林を長時間拘束して大声で怒鳴るなどパワーハラスメントを行ったことについて謝罪し、林がパワーハラスメントを受けずに就労する環境を整備するとともに、パワーハラスメントの再発防止策を組合と協議のうえ策定すること。

第2 団体交渉の開催

1.以上の要求事項を議題とする団体交渉を以下の要領で開催すること。

日時 2012年9月13日(木)午前10時~
※不都合な場合には日時を変更いたしますので、担当・関根(派遣ユニオン書記長)まで日時の調整のご連絡をいただくようお願いいたします。

場所 当組合会議室または双方合意できる場所

2.前項の団体交渉の応諾については、2012年8月31日(金)午後5時までにご回答いただくようお願いいたします。

以上