「暗点光点の交差点」
名前も素性も知らない赤の他人に
お前は何も分っちゃいない、何も出来ないなんて
言われ続けてきた様な気がする
実際には言われてないけれど
言われ続けてきた様な気がする
それは誰なんだ、誰なんだと訊いても
何も見えないし聴こえもしない
日々の暮らしの中に潜ってみても
何処にも無い、意味も無いのかもしれない
ジレンマの様
明かるい道を優先して通ってきた
暗い道は危ないから、怖いから
懐中電灯の電池が無いから、仕方ない
見えないのだから、仕方ないさ
あの自転車は無灯火だな
捕まれば良いのにな
あそこの店は看板が消えてる
客入らないだろうな
いつからか自分が手にしたのは地図ではなく
卑しく照らすスマホだけ
どんな道も照らすから、心配無いさ
どんな道も照らせる、心配するな
あなたは何処で何をしていますか
全てを許容し、生きていますか
光射す道を歩んでいますか
暗闇すらも照らして征けますか
名前も素性も知らない赤の他人に
お前は何も分っちゃいない、何も出来ないなんて
言われ続けてきた様な気がする
実際には言われてないけれど
言われ続けてきた様な気がする
応えてはくれないけれど
答えはもうすぐ分かるかもしれない
例えそれが望んだものじゃなくても
分かるならそれで
分かるならそれで
交わる痛みとグラデーション
暗点光点の交差点
「未定」
死ぬ程くだらねえつまらねえ世の中だから
俺はドロップアウトしたい
だけど結局のところ現在地に縋るだけの今を
愛しているのかもしれない
自分の人生だから、自分で選んでいけよ
どうせだからと背中を蹴飛ばす
一つ一つの何もかもが全ての意味だから
意思を叩き起こせと叫ぶ
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