日本に一時帰国中。

 

何もしていないようで、割と色々とやっている毎日。

 

昨日やったことをリストアップしておく。

 

1.朝食づくり・・・体調が悪く思うように台所に立てない母のサポート。

 

2.皿洗い、洗濯物干し・・・こちらも、父が担当しているが負担軽減のため私のほうでやっている。

 

3.昼は父と二人で外出。お寿司を食べた。

 

実は、コロナが明けてから立て続けに4度(夏冬×2年連続)戻ってきているのだが、お寿司屋さんには行っていなかった。スーパーで刺身を買ってきて家で食べてはいたけれど、お寿司屋さんはネタの種類が違う。

 

チェーンの回転ずしだが、私は父のお財布を頼って高級品ばかりいただいた。

 

ウニ、生エビ、ホタテ、タイ、生イカ、大トロなどなど。

 

 

 

 

高級品ではないが、好物のアジ、納豆巻きなども食べた。

 

こんなものが、フランスの外食とは比べ物にならない安さで頂ける日本。大満足でした。

 

ちなみに、生イカの写真をフランスの友人に送ったら、「イカを生で食べるのは勇気がいる」と書いてあった。ま、日本のイカだから生で食べられるのであって、フランスでは難しいと思うけれど。

 

4.次に行ったのは、「お洋服のリフォーム」屋さん。

 

実家の洋服棚にある古いコート。20代の頃に、奮発して買った某ブランドのダッフルコートなのだが、色がちょっと派手なのと、ロングのダッフルコートなので重たくて、もう20年ぐらい着ていない。

 

でも、改めて年齢を重ねると、こうして質の良い服を着たいなあと思うもの。そして、最近は気分的に明るい色を着たいので、ロングの丈を20センチほど切ってもらい、膝上ぐらいにしてもらうことに。

 

お店の人にも「物がいいですね」と言われ、父には「ロングのままのほうがいいのにもったいない」と言われたけれど、やはり使い勝手の良さと、少しでも軽くなるようにと、丈を切ってもらうことにした。

 

5.介護保険の相談窓口へ

 

こちらがこの日の本来の外出目的。

 

うちは70代後半の両親二人だけで暮らしているが、ここ半年ほどで母の体調が悪くなってきて、これまでできていたことをするのが難しくなってきている。まだまだ介護という段階ではないものの、父への家事負担などが多く、私はフランスから帰れるときに戻ってきて、まとめて家事手伝い要員ならびに、両親の話し相手になる。

 

今後のために少し行政上の知識を得ておこうと、父と二人で相談へ行った。親切な方が対応してくださった。

 

6.喫茶店へ

 

昔からあるコーヒー屋さんで父とお茶。

 

これまで父と母の夫婦の楽しみは、朝のコーヒーだった。豆から挽いて片方がおいしいコーヒーを淹れては、その日淹れてもらったほうが、どこの豆かを味だけで当てるのが日課だった。

 

それが1年ほど前から母がコーヒーを飲むのをやめてしまい、その後、家にあったコーヒーメーカーも壊れてしまい、そのままに。

 

私も実家のコーヒーを楽しみにしていたので、今回はそれがなくなって残念に思っていた。喫茶店では父としみじみ、昔の元気だった母のことを話し、その後はドリップ式のコーヒーも買ってもらった。

 

これ、日本の優れもの!まとめ買いしてフランスに持って帰りたいな。

 

7.ヘアカット

 

ここ4度は、日本に帰国したときに実家近くの美容院に行っている。フランスの雑な美容院にはもう行きたくないので、髪を切る間隔が4か月から7か月に1回と長くなったけれど、この1年半髪を伸ばしたら、周りのフランス人(特に女性)から、「きれいね」と言ってもらえることが増えた。

 

なので、今回は少し切ったものの、これからも長めをキープしたいところ。

 

8.夕飯づくり

 

夕方家に帰ると、母が材料を出して「今日はトマト缶とひき肉とで、トマトソースを作って」と待ち構えていた。玉ねぎ、にんじん、ひき肉、家にあるハーブなどを混ぜて炒め、あとは30分ほどトマト缶を入れて煮込んで、ソースの完成。

 

母はおいしいと言って完食してくれた。

 

母の手が冷たいので、ラベンダーオイルで手をマッサージしたり、その後は皿洗いも私の役目。

 

9.お風呂上りに従妹と電話で話す

 

ちょうどお風呂から出たら、父と従妹が電話で話していた。10歳下の彼女とは、私はもうかれこれ25年も会っておらず、小さいころに祖母の家で一緒に遊んだ記憶がかすかにあるぐらい。大きくなってからは祖母のお葬式でチラッと会ったような気もするが、はっきりとは覚えていない。

 

こうして25年ぶりに話したらなんだか楽しかったのだが、それでも「遠くにいる親戚より近くの他人」とは良く言ったもので、いくら血縁関係があるといっても、正直なところピンとこない。

 

なお、母のお風呂の見張り(一応一人で入れるが、転ばないよう注意が必要)は、私が電話で話している間に、いつも通り父がやった。

 

10.番外編(夢の中で)

 

夢の中で、私は結婚式に参列していた。

 

どうやら私の結婚式で、夫になる人は見知らぬセネガル人で、私の前の列に並んでいる。儀式が粛々と行われていくのだが、私の右隣で、実生活での友人のセネガル人が、一つ一つの様子を私に解説してくれる(風変りな儀式がいくつもあり、例えば羊肉の料理が回ってきて、それを一口食べて、前の列にいる夫の背中を私が手で触ると、結婚したことになるとか。参列者からお金を集めるため、お盆にコインが並べられているとか)。

 

・・・1年半前、私は実際に、セネガルで家族だけで小さな結婚式をした(その後、セネ人夫は病気のため死去)。

 

思えば、1度目の結婚(20年以上前にフランスで)のときも、私は当時フランス語があまりできず、神父さんの言葉とか式の段取りとか、自分が花嫁でありながら、細かいところまでよくわからないまま進んだ。

 

2度目(セネガル)も、夫はフランス語で司会進行や挨拶をしてくれたが、それ以外の人同士は現地語で話しているので、細かいやり取りとかは私は理解できないまま進んだ。

 

夢の中でも、現在住むフランスで知り合いのセネ人が、隣で解説してくれるという状況・・・。

 

3つの国に家族や居場所があること・・・それもこれからどうなっていくのかな。