今更ながらだが、スマホを新しくして以来スマホサーフィンすることが多くなり、インターネット上の広告が非常に多いことに気づく。

 

しかも、こちらが欲しいものをどんどん記憶して広告を投げてくるから、なんというか、広告を見る時間が非常に長くなっている。

 

ネット上でクリック一つで買い物するようになって、だいぶ経つ。日本は配送業者のサービスがとてつもなく良いので、日本に住んでいたころは、大きめの家具などもネットで買っていた。

 

フランスでも、20年前と比べると、配送サービスもだいぶましになってはいるのかなと思う。だから、大きなものでなければネットで買うことが増えた。店頭に行くより安いことが多いのが理由の一つ。

 

それで、先日も、小さな本棚をネットで買ったのだが、これが一部破損して届いた。

 

フランスではよくある話だが、運搬の仕方が雑だったのだろう。そこには、配送会社(正確には郵便局)のマーク入りのテープがしっかり貼られていたから、配達時点で木材の一部が中で破損していることを分かったうえで、そのまま配達したことがわかる。

 

私は某大手AMZのサイトで買っていたので、すぐに送り返す手続きをして払い戻しを受けたから問題はないのだけれど。

 

そういうこともあって、ちょっとハッとしたというか、そもそも手軽だからといって、ネットでクリック一つでちょこちょこと買いすぎだと気づいたのでした。

 

もちろん、中には必需品もある。スマホの画面を保護するフィルムとか、PC周辺機器とか、どうしてもないと困るものもある。

 

でも、本棚とか、おしゃれグッズとか、今すぐに買わなくてもいいものもたくさんある。

 

なので、せめて今月末までは、ネットショッピングをしないようにしてみる(なんだ、大した我慢でもないじゃないか)・・・しかし、こう書いた先から、実は日本のAMZで注文したい本が数冊あるな、と思い始めた。

 

いや、4月末なんてあと2週間ちょっとじゃないか。

 

ラマダンで禁欲生活している人たちのことを考えてみる。いや、禁欲といいながら、実際にはお金が普段より多く出ていくのが断食月。本来は清貧さを再認識する機会にもかかわらず、夜昼逆転、お祭りモード・・・そして、ラマダン明けのお祭り(セネガルでは、コリテと呼んでいる)も近い。

 

セネガルに家族のいる私は、時々彼らの金銭感覚(日本と違って、コツコツ貯金するという習慣もなければ、人から借りたりもらったりすることに抵抗がない)にめまいがするのだが、ふと我が身を振り返る。

 

月々決まったサラリーがあるからって、買っている金額もその範囲内だからって、クリック一つでちょこちょこ買い物するのもある意味では病んでるのかも・・・?

 

断食はしないし、禁欲もしていないけれど、なんとなく、何かを我慢しないと罰が当たりそうな、そんな気がするのは、ラマダン月のせいか!?