5月になり、放射線治療も始まることから費用面を振り返り。
病気になるとお金がかかるとはよく言うけど、まぁー、ほんとに。
3月、4月はほんとに物入りでした。入院前はなんやかんや買ったり、退院後も下着だのなんだの服もゆるいやつ買ったりで。
しかし、こうやって見てみると自己負担金(20万)がかき消されるほど、「保険診療全体」という医療費全体(92万)が大きいことに驚く。
そして、保険診療全体から自己負担金を差し引いた72万は日本の世界に誇るべき社会保険(健康保険)が負担してくれていることに感謝。
特にありがたいのは「高額療養費」。これは、被保険者本人でも被扶養者でも健康保険に加入していれば等しく受けられる制度。
たいていは入院前に「限度額適用認定証」を取り寄せることができれば、一定額以上は支払わなくてよくなる(自分の標準報酬月額によるが、主に給与所得者であれば8万数千円というのがボリュームゾーンかと)。
https://keisan.casio.jp/exec/system/16143077630989
残念ながら3/28-4/6の月またぎ入院だったので、自己負担額が増えてしまった。もしこれが3月中あるいは4月だけにしていたら4万くらい少なくてすんだかも。
年度初めは人が少なく、その分看護師さんにも余裕があって、私はかえってよかったと思っている。
今後、私の場合は、放射線治療で毎回自己負担金を支払うが、ある程度で上限に達し、そこで自己負担金がゼロになるそうだ。
健康保険では、付加給付という制度もある(保険者により異なる)。私の場合は健保組合でいくらか追加給付がある模様。
任意保険では、半ばノルマでがん保険には細々と入っていた。
友人は200数十万出たという人もいたけど、私はほんとにお守り程度で一番最低限のやつにしか入っていなかった。
潤うほど潤沢にはないけど、がん診断給付金、手術見舞金、入院・通院時等が出れば、一年目の自己負担額はほぼ全額カバーされるのではないかと思う。お金より健康のほうがありがたいけど、やっぱり先立つものがあると心強いもの。辛い時にタクシー使ったり、なにか心が和むことにありがたく使わせてもらおう。
それにしても、もし無保険で全額自費だった場合、医療費を2ヶ月で90万も払っていたら間違いなく破産。
自費20万でも十分高いけど、どこか旅行にでも行ったと思おう。
それにしても、点数とかよくわからんし、と思っていたけど、どうも1点10円かけると医療費の全額になるらしい。そして自己負担額は30%で1円単位をラウンドで簡単に計算できた。(勝手に法則はわかった、つもり)
明細書を見ると、手術の明細とか色々と面白い。酸素ボンベ、麻酔、手術、検査、画像診断。細々と色々な資材が必要でつくづく大変な仕事だと思う。
色々勉強するときは制度だけ勉強しても全く頭に入らないけど、こうやって実例で勉強すると飲み込みも早い。
正確な話は結局色々ややこしい。