かなりお久しぶりです
2018年もあと少しなので
今年の記録として少し振り返り
備忘録として記しておきます。
正直、今年を振り返るのは
あまり気乗りはしませんが(苦笑)
あれから色々あり
今年の春先に退職後なにもせず
家にこもる日々が多かったので
身体を動かそうと。
退職してから数ヶ月
ほぼ自宅に篭っていた今の自分には
頭より身体を動かした方がいい
昔、学生時代にやっていた
登録制の倉庫内作業に応募した。
季節は初夏が訪れる頃である。
まさか大学時代にお世話になっていた
こんな所に戻る事になるとは・・
絶望感はそこまでないけど
そんな自分に苦笑いである。
だが、しばらく引きこもっていた
今の自分にはサービス業や
いきなり人前で仕事するのは難しい。
なによりまだ仕事に対するモチベーションが
全く湧いてこない。
無職という現在の立ち位置より
自分の中では何倍も
この精神状態の方が深刻であった。
そんな状態では心身共にフルで働けない。
ココで身体と心を慣らそう。
そして、驚いた事に
数ヶ月間殆ど誰とも会わず、話さず
自宅にこもっていると
人との話し方を忘れるのである。
今まで当たり前にやっていた事、
雑談って、なに話したっけ?
友達ってどう作ったっけ?
みたいな(苦笑)
ただ、今の自分には
それが逆にいいだろうと
仕事以外のコミニケーションは殆ど取らず
ただ、黙って身体を動かした。
しかし今年の夏は暑かった。
連日続く猛暑の中、
俺が働いていたのは
空調の効いたオフィスではなく
熱の逃げ場がない真夏の倉庫の中である。
倉庫内の四隅に扇風機と、
スポットクーラーがあるとはいえ
暑いなんてモンじゃない。
40度を振り切った温度計を
『訴えてやる』と言いながら
スマホで写真を撮る
バイトの男の子もいたりして(笑)
汗だくになって
丸一日働いても
前職の半分も稼げない。
その倉庫で働いているのは
男性は意外と少なく
30代〜50代の主婦のパートさんが中心で
みんな汗だくになって働いている。
その中で特に俺の目に映ったのは
70〜80人いるパートさんの中で
リーダー格のパートさん。
年齢は俺より4、5歳上の40代中盤だろうか、
タオルをねじり鉢巻きにして
汗だくの額に巻き、
周囲のパートさん達に
大声で元気良く指示を出している。
彼女の逞しく元気に働く姿を見ていると
美輪明宏のヨイトマケの唄を思い出す。
ある日、
台風が上陸した朝
雨風吹く中、車で通勤していると
俺の車の少し先の歩道を
シワくちゃになったカッパを着て
雨の中、必死にママチャリを漕いでいる
リーダー格のパートさん。
その姿が
俺にはなぜか とても美しく見えた。
綺麗なシャツを着て
インスタやSNSに加工した
偽物の写真を載せてる女性より
よっぽどキラキラして見えた。
勿論、本人はそんな事全く思わず
あぁ〜雨鬱陶しい!とか
思ってただろうけど(笑)
自分が輝いてるなんて
微塵も思っちゃいない。
こっちが勝手に感じているだけである。
無意識かつ必死に
日々を生きているだけ。
彼女を見ていると
SNSの世界にあるような
イイねやキラキラでは測れない
地面を踏み締めて生きている
人間の力強さを感じる。
あの姿は、
今でも鮮明に瞼に焼き付いている。
他のパートさん達も同じく
大変な環境でもお互い笑顔で
コミニケーションを取りながら
仕事をしている。
身体を動かす仕事だから
一日中ずっと座っているオフィスワークより
心も健全になるのだろうか。
彼女達を見ていると
あぁ、この人達はこうやって
自分の子供達を育てているんだろうな〜と
思いを馳せる。
自我を捨て、子供や家庭の為に
日々を丁寧に営むその姿。
勿論、ずっとココに
いるわけにはいかないけれど
彼女(達)を見ていると
色々と学び、感じる事がある。
リアルな人間が持つ本物の輝き。
きらびやかな装飾や自己顕示欲
経済的価値観では気付けない
人間の本当の美しさ。
それは意外と、特別な空間より
道端に転がっている石ころのように
何気ない日常の中にふと
落ちているモノなんだろう。
どんな環境でも学ぶこと
感じられる事は必ずあるのである。
そこに、
日常の輝きのカケラを感じ取る感性や
想像力がある限り。
そこで掴んだ大切なモノは
その人にしか視えない
本物の輝きであり
人間の幸せの本質なんだと思う。