今朝の「みのもんたの朝ズバ」で、原発の避難地域に指定された
老夫婦の事が報じられていました。
老夫婦(夫89歳妻81歳)は、子供達がすでに独立して
いて、夫婦と犬1匹で住んでいました。
不幸は突然やって来て、家は避難地域に指定されてしまいました。

今は、郡山市の親戚の家の離れを借りて非難生活を送っています。
しかし、犬まではお世話になることは出来ないと考え、犬を
家においたまま二人だけで逃れました。

その後、お婆さんは犬の事を思って、何を食べているのか、
食べ物がなくて死んでいるのではないかなどを考え毎日泣いて
暮らしていたそうです。
毎日、同じ事を言って泣いているから、お爺さんにも叱られて
ばかりだったそうです。

そんな中、ボランティアの人達が、避難指定地域内に多くの
ペットが残されている事を不憫に思い、それらのペットの
いくらかを救って、地域外に連れ出して餌を与えていました。

そこに老夫婦のペットがいることが判り、老夫婦は飼っていた
犬に会いに行きました。
老夫婦は犬に会えて嬉しくて、涙を流しながら餌を与えました。
犬もはしゃいでその嬉しさが仕草に現れます。

でも、老夫婦はすぐに犬と離れ離れになる事を知っています。
そんな悲しい事になるのを犬は知る由がありません。
餌を与えてしばらく抱きしめて老夫婦は「また来るからね。」と
泣きながら別れを告げ、遠路を車で帰ってしまいました。
犬は何が起こったか理解できません。

4日後、老夫婦にボランティアの人から電話が入りました。
犬の体の具合が悪く、餌も食べず水も飲まないと。
老夫婦は飛んで行きました。

やっと会えたというのに、また去ってしまったという悲しさが
ストレスとなって犬は体調を大きく崩してしまったのです。
見るからに4日前の元気な姿はありません。
でも、老夫婦から与えられた水を犬はチビチビと飲み始めました。

老夫婦は、自分の車の中に犬を連れて行き、弱りきった犬を
抱きしめて車の中で一晩を一緒に明かしました。

離れられないと悟った老夫婦は、無理なお願いと思いながらも
親戚に電話でお願いしました。
「犬もお世話にならせていただけないか?」と。

ありがたい事に老夫婦の願いは通じました。
一緒に連れて帰る事が出来たのです。

毎日泣いて暮らしていた婆さんも、そして立てないほど弱って
いた犬も、とても元気になりました。
お爺さんもそうです。
89歳にもなるというのに、お婆さんと家の中で二人で
社交ダンスを踊って元気さを見せつけました。

犬は話もしないし笑いもしないのに、テレビに映った澄んだ
目を見てると犬の気持ちが、ヒシヒシと伝わって来ました。
綺麗な目でした。

そして、この犬の気持ちが老夫婦にはしっかり伝わり、
老夫婦の元気や命までも支えてるのが感動的でした。

<感謝>