綺麗な夕焼けが多いなと感じる今日この頃。
この季節ピンク色の夕焼けが多いですよね。
実はこの色、湿度が関係しているんです。
夕焼けの仕組み
なぜ夕焼けが起こるのか?
太陽の光は、大気によって緩和されています。
大気圏にあるオゾン層で紫外線が防がれているというのも昔授業で習いましたね
光はいろんな色を持っており、大気を通り空気中で散乱・吸収されて私達の目に届きます。
そこで色が変わって見えてくるわけですが、色には散乱しやすいものと散乱しにくいものがあります。
波長が長い色の方が散乱しにくく、長い順に
『赤橙黄緑青藍紫』となります。
いわゆる虹の色ですね🌈
昼間は太陽が上にいるので距離が近く、散乱する前に青が届きます。
青空です。
そして夕方は太陽が斜めに移動して行き距離が遠くなるので、赤やオレンジが残ります。
陽が傾くとは良く言ったものです。
これは朝焼けでも同じ事が起こっています。
なぜ夏はピンクの夕焼けが多くなるのか?
冬の夕焼けはオレンジ、夏の夕焼けはピンクが多くなります。
ピンクになるにはより赤に近づかないといけません。
ここで湿度が大きく関係してきます。
夏のジメジメした湿度の中、空気中の水蒸気により光が散乱していくのです。
他の要因としてはチリやホコリなど。
湿度が高い方が舞い上がらないと思いきや、夏は気圧が高くなり上昇気流が生まれるためにチリやホコリが舞いやすくなります。花粉もね…
そうして出来上がるのが夏のピンクの夕焼け。
ちなみに大気中の水蒸気が多いという事でもあるので、台風前に特に見られやすくなります。
次の日は曇になることも多いみたいですね。
虹の仕組み
『赤橙黄緑青藍紫』ときたのでちょっと脱線。
この7色といえば虹ですよね。
これは散乱ではなく屈折によるもの。
これまたこの『赤橙黄緑青藍紫』順に屈折率が変わってきます。
赤が一番屈折率が低いです。
沢山の水滴の中で光が屈折・反射し、その角度が絶妙に違うので色が分かれて見えるんです。
自然って…すごいですね…
綺麗に夕焼けを撮る方法
自然に触れて綺麗な茜空に出会って興奮しながら写真を撮ったのに、「全然色違うやん…」となった事ありませんか?
私はしょっちゅうです。
これは人の目よりもカメラやモニターの方が読み込める色の量が格段に少ないからなんです。
明るすぎた時に「白とび」になる事がありますが、同じようなことが色でも起こってしまうんです。
特に赤。
なんでだろう…波長長いからぶっ刺してくるんですかね…
最近のカメラは人が見て綺麗と感じるように、彩度が高かったりコントラスト高めだったりします。
特にスマホ。
が、夕焼けにはそこがネックになってくるんです。
「赤強くなりすぎたんで抑えときました〜」って自動調整までしてくれる賢すぎるカメラ達のおかげで「いやもう抑えすぎなんですけど???」てなっちゃったりするんです。
まぁ調整しなければしなかったで赤色ベターーーってなっちゃったりする所もあるんですけれども。
そこで。先に設定できるカメラなら彩度を下げておきましょう。
ちなみにカメラにもよりますが、「風景モード」は夕焼けには向いてません。
カラフル〜になるように色強め=彩度高めで設定されているので。
スマホの純正アプリの場合は、先にフィルターを選ぶ事もできますが自分で調整できなかったりするので、私は撮ってその場で修正します。
だいたい彩度を下げて、時にはコントラストを下げて色合いで調整したらまぁまぁな仕上がりになります。
色が濃い
可愛い色の日
素敵なNatural Lifeを〜