「政権交代」が日本で起きない、本当のホラー。
自民党という名の国家インフラ。

前回のあらすじ
前編では、日本国民は全員が同じ「日本丸」に乗っており、今の自民党政権の「自己責任ルート」に不満を持ちながらも、運転が下手な野党に任せるのが怖くて船を降りられない……というお話をしました。

しかし、理由はそれだけではありません。
実は、この日本丸という船、設計図の段階から「自民党」という規格でしか動かないように、最初からすべての配管が溶接されてしまっているのです。


1. ニュースの「国会審議」は、ただのセレモニー?

テレビをつけると、国会で与党と野党が激しく議論していますよね。
あれを見て「ここで法律が決まるんだな」と思うのが普通です。

しかし、現実は違います。
国会が開かれる前に、勝負は100%決まっています。

法律や予算が作られる本当の裏舞台は、国会ではなく、自民党の中にある「部会」や「政調会」という会議室です。

1. プロの船員(官僚)が、自民党の会議室に法律案を持っていく。
2. 自民党のベテラン議員たちと「ここを直せ」「これじゃ通らん」と、裏で喧々諤々の議論(根回し)をする。
3. ここで完璧に合意が取れたものだけが、初めて「国会」という表舞台に出される。
4. 与党(自民党など)が過半数を持っているのだから、当然、国会ではすんなり可決される。

つまり、自民党という「政党」と、中央省庁という「行政機関」は、別々の存在ではありません。
お互いの体の中にパイプが通っていて、完全に合体した一つの「巨大システム」として動いているのです。

2. 「自民党専用の配線」でできた船

分かりやすく、「家電の配線」で例えてみましょう。
家を建てるとき、すべてのコンセントや配線が「自民党」という特殊なメーカーの規格(自民OS)で壁の奥深くに埋め込まれているとします。

エアコンも、冷蔵庫も、お風呂の給湯器(=中央省庁・官僚機構)も、すべてその自民党規格のプラグでしか動きません。

ここに、ある日突然「今日から我が家は、オシャレな他社メーカー(野党)のシステムに切り替えます!」と宣言したとします。

いざ新しいシステム(野党政権)のスイッチを入れようとしても、壁の中の配線や、家電のプラグが自民党専用なので、差し込むことすらできません。

無理やり繋ごうとすれば、家中でショートが起きて停電してしまいます。
これが、かつて民主党政権が誕生したときに、役所(家電)が一切動かなくなり、大混乱(停電)した本当の理由です。

つまり、日本という国には「いくつかの政党(選択肢)がある」ように見えて、実際には「国を動かせるレベルの配線が通っているシステムは、自民・官僚複合システムという1つしか存在しない」のです。

他の野党は、電気の通っていないハリボテの電化製品のようなもの。

だからこそ、この構造は果てしなく根深いのです。


まとめ:この「冷たい船」で、私たち主婦が生き残るために

この話を聞くと、「じゃあ、もう日本は絶望的じゃない……」と思うかもしれません。

でも、私たちはこの現実を受け入れた上で、賢く生きていく必要があります。
この船(システム)は、当面の間、壊れることも変わることもありません。そして、船長はこれからも「自分で調べて、申請しに来た人だけを助けるよ」という冷たいルールを続けます。
だとしたら、私たちが今すぐできる最大の防衛策は、政治家を批判してエネルギーを消耗することではありません。

「置いておくから取りに来い」という行政の情報(市政だより、HP、支援金制度)に、より一層アンテナを張ること。
「知っている人だけが得をする」というリテラシー格差に負けないよう、家計や制度について学ぶ習慣をつけること。

そして、こうしたややこしい行政情報を、分かりやすく翻訳して届けてくれるメディアや発信者(まさにこのnoteのような!)を、もっとお互いに共有し合うこと。

「どうせ国は助けてくれない」と諦めるのではなく、この強固な「自民・官僚システム」が用意してくれている手厚い制度を、「こちらからハックして(使いこなして)やる!」という賢さと強さを持つこと。

それが、この同じ船に乗った私たちが、これからの時代を家族と一緒に生き抜くための、一番リアルで最強の武器になるはずです。

あなたはこの「日本丸の真実」、どう思いますか?