会報は年間4回の発行ですが、編集作業が始まると、レギュラーの通常業務が精一杯

自分の練習もまったくできません。
3月発行号がようやく編集作業が終わりました。
久しぶりに書きたかった記事を更新します

2月16日(土)
第31回 二宮和子クラリネットリサイタル
開演15~20分前に会場に着いたけど、東京文化会館小ホールの入口までのスロープ、下まで並んでる

ようやく入れたのは開演5分前。
なんとか空いてる席を見つけて、センター近くのフラット席後方に座りました。
そして満席で始まった本番。
サン・サーンスのクラリネットソナタで始まり、これはコンサート最初の曲には難しいよなぁ…とクラリネット奏者なら誰でも考えたプログラムでした。
そしてそこからのアンサンブル…

私、未だかつて、こんなに上質でスケールの大きな室内楽のコンサートに、行ったことはありません。
室内楽ってここまでできるんだ

三善晃「彩夢」は横川晴児先生とのデュオ、かつて何回か聴いたことのある、浜中先生とのデュオとはまた違って、温かみのある音楽でした。
(浜中先生はこの曲は、クール一本の演奏です。)
ハチャトリアン、正直な話、「この曲、こんなに良い曲だったんだー
」と素直に感動しました。

あまり演奏されない曲ですし、昔、音源聴いて「私には雰囲気あわない」とそれっきりになっている曲ですが、こんなに美しい音楽だったんですね

後半、ワインガルドナー、これもほとんど演奏されない曲です。
しかしブラームスを彷彿とさせる重厚な音楽に美しいメロディ。
それを元N響の弦楽器奏者の先生方で…夢のような時間でした。
私が大好きだった80年代のN響の音でした。

(私は小学生の時からN響通ってましたが、80年代のN響は本当に大好きです。)
懐かしくて涙出ました。
華やかで、美しくて、室内楽なのにオーケストラを聴いているような、スケールの大きな音楽でした。



そして、この後半のワインガルドナーは、前回リサイタルに引き続き、皇后陛下 美智子様が客席にいらっしゃり、お聴きになられました。
二宮和子先生、私がクラリネットを始めたころから憧れの先生です。
音楽的にも人間的にも、素晴らしい先生。
演奏家としても指導者としても、日本のクラリネット奏者から絶大な信頼を寄せられる先生です。
いつも見習っていかなければと思います。
先生みたいには、なれませんが

(キャラから正反対かも
)

いつもエレガントな素敵な先生、また次の演奏を楽しみにしています。
素敵な演奏、ありがとうございました。
