そんななか、新しい私のピアノの生徒さんは、ほとんど中国人の方。
幼稚園から小学生のお子さんが多いですが、お子さんが日本生まれで日本語が普通に話せる生徒さんや、親御さんは日本語話せるけど、お子さんは日本語があまり話せない方もいらっしゃいます。
そして…つい最近、入会なさった小学生の生徒さんは、全く日本語の話せない方。
お母さんが通訳してくださいます。
中国で幼稚園の時からピアノを習っていたそうで、初心者の教則本は終わっています。
6冊のの教則本を持ってきて、「中国ではこれを一気にやっていました。」とおっしゃっていました。
その中にはハノン、チェルニー30番、ブルグミュラー、ソナチネなどがありました。
(このほかに2冊ってすごいですよね

それらをレッスンで全部弾いていたそうで、ピアノは好きなんだけど、練習がきつくて嫌いになりかけている…ということでした。
私は6冊は多いので、2~3冊のテキストを使い、ソルフェージュを取り入れることを提案しました。
それで「せっかくなのでハノンはやりましょう」とお話しすると、身振り手振りで一生懸命に「ハノンは大嫌い


「ハノンは普通に弾いてましたか

それとも、符点音符で練習した

やる気の出たのはよいことです

「じゃあ、符点音符で練習するのをやってきてね。
必ず、符点と逆符点のリズムをセットで練習してね。
符点音符はスキップみたいに軽く楽しそうに弾きましょう


私がその場でスキップをしてみせると、お母さんは「知らない」と言い、小学生の生徒さんは突然、目を細めて真顔で「中国の子供は、そんなことしない。」と言いました。

マジですかーー


中国人、スキップしないんだ

私は子供たちが通っていた幼稚園の園長先生から「年少の時にスキップをさせて、それができるかできないかで、幼稚園児の運動能力の差を測る。」と教わったことがあります。
(お誕生日の歌で「4月生まれのお友達~ランラ、ランラ…」とこのランラのところでその月生まれの子供にスキップさせる曲があります。)
スキップのできる子は、知能の発達も進んでいるのだと言われたんだけど、他の国ではないんだ

おもわず、マダガスカル島の横っ飛びするサルを思い出しました。
このおサルは、知能が高いのかな

この動きを見て、中国の人は何だと思うんだろう…

…とりあえず、私、まったく中国語はわからないので、少し勉強しようかなぁ~
