
ライネッケ「幻想小曲集」を取り置きしてもらって、銀座まで来たのですが、この楽譜を見たら悩んじゃったんですね

ピアノ譜とソロ譜の調号が同じなのが、わかりますか

普通、B管ならinB、A管ならinAで書いてあるはずのピアノ譜(この曲の場合はスコア)が、まさかのinC

あわててソロ譜を見たら、A管。
でもページをめくってたら、4楽章、♭5個ってあり得ないっ

何でB管で書かなかったのよ…

♭だらけの曲を、わざわざA管で吹くと、音色的に矛盾が出てくるんだけど

…と突っ込みを入れつつ、他の曲も候補を探したりして、ミヨーのグランドデュオかカプリスは購入寸前まで行ったけど、一曲が4000円くらいするので、もう一度吟味

ライネッケがどうしても諦められず、もう一度楽譜を見直したら、なんとB管のソロ譜も入ってるのです

こんな楽譜、初めて見ました。

そこで、最初ページの注意書きを読むと…
↑左ページの英語の解説です。
私の英語力では、理解できないのかもしれない…って不安になるような、冗談みたいなことが。
とにかく買って行こう

今回ダメだったとしても、この曲は必ずやりたいし

自宅に帰り、不安なところは辞書もひいてみたけど、やはり「冗談でしょ

英語解説を書くのは辛いので、私の超訳で、その部分だけ書かせていただきます。
「ライネッケのオリジナルは、最初の2楽章をA管で、終わりの2楽章をB管で、書かれていました。
しかし、多くの演奏者は3楽章から、冷えたB管で演奏し、ピッチが低いまま行くのはイヤだったので、全楽章A管で演奏することが多いのです。
ところが、最近のホールはエアコンもバッチリだし、そういう意味ではピッチのこともそんなに心配しないで良いから、できればB管で吹いて欲しいんだよね。
で、選べるように、A管B管の両方のソロ譜を、この版には入れてあります。
全部A管、全部B管、オリジナル版、好きに選んでね

う~ん

こういう解説、初めてです。

もちろん、やるならオリジナル版でしょ

うちの冷え性トスカ(B管)のご機嫌が良ければ…

1~4の全楽章で、15分弱のこの曲…

シューマンの弟子であるライネッケが、一番シューマンの影響を受けていた時期の曲

(最初に聴いた時、「思いっきりシューマン臭がする


早く音だししたい気分です~

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